シラバス情報

科目名
経済政策論特論
授業コード
71018
担当者名
野北 晴子
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2020年度前期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
経済政策の諸課題と経済政策の手段についての理解とその修得を目標とします。特に、アベノミクスとクロダミクスを取り上げて、その成果と評価について考察することによって、今後の日本経済にとっての具体的な政策について理解することを目指します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
下記の到達目標を挙げています。
①今の日本経済の現状について、いわゆる通説に惑わされることなく、経済学的な視点から分析し、議論できるようになること。
②アベノミクスの経済政策の背景となっている日本経済の状態に対する理解と認識に誤りがないか、そのために生じる誤った政策効果の期待が、また別の問題を生じさせていないか検証すること。
上記の達成を通じて、自分の専門に必要なより幅広い知識と分析能力を高めることを目指します。
授業計画
第1回 ガイダンスおよび報告分担
第2回 市場原理と市場の失敗
第3回 アベノミクスの考え方とその経済政策
第4回 ケインズ経済学とケインズ政策 
第5回 公共事業とは何か
第6回 租税政策と財政政策
第7回 港湾と国際物流
第8回 空港と国際物流
第9回 物流新幹線構想 
第10回 物流とマクロ経済学 
第11回 日本の農業と食料自給率 
第12回 年金問題-積み立て方式と賦課方式- 
第13回 経済理論と経済政策の成立 
第14回 経済学の課題
第15回 society5.0
関連科目
ミクロ経済学 マクロ経済学 理論経済学特論Ⅰ、日本経済史特論Ⅰ・Ⅱ
準備学習等の指示
テーマが多岐にわたるため、 予習は必須です。議論に参加できるよう、テキストの内容だけでなく、それに関連する情報(web上のものを含む様々な文献)に触れておくことも重要です。
教科書
大矢野栄次(2019)『経済政策の考え方 』創成社
参考文献
別途指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
講義における報告50%、授業参加度50%で評価します。
実務経験と授業との関連
備考
理論的分析をするためには、ミクロ経済学、マクロ経済学を学んでおくことが重要です。