シラバス情報

科目名
ビジネス統計学
授業コード
24016
担当者名
田浦 元
副題
ビジネスで役立つ統計テクニックを学ぶ
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2020年度前期
教職免許種類

授業内容
経営・経済データや統計を正しく読みこなし、正しく利用するために必要な統計学の基礎概念について学んでゆきます。基礎理論の理解だけではなく、その手法を実際に使いこなせるようになることに重点を置いて授業を行ないます。そこで基礎理論のレクチャーの後、実際に関数電卓を使って練習問題に取り組んでもらいます。この授業では、統計的手法のうち、記述統計の分野を中心に学びます。平均とは何かから始め、現実の経営・経済分析に広く用いられる代表的な統計分析手法について学びます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【到達目標】
本講義の目的は、統計学の基礎的な理論とトピックについての理解を深め、基礎的な分析手法を修得することです。到達目標は、現実の経営・経済分析に広く用いられるいくつかの代表的な統計分析についての基礎理論を理解し、これらの分析手法を使いこなせるようになることです。

【身につく力】
「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」
授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 中心的傾向の特性値(1):相加平均、メディアン、モード
第3回 中心的傾向の特性値(2):幾何平均
第4回 変動の特性値(1):分散、標準偏差の導出
第5回 変動の特性値(2):分散、標準偏差の利用
第6回 標準化、異集団データの比較
第7回 伸び率の計算、成長率、物価上昇率
第8回 加重平均と物価指数(1):ラスパイレス指数
第9回 加重平均と物価指数(2):パーシェ指数
第10回 要因分解分析(1):寄与度、寄与率
第11回 要因分解分析(2):要因分解分析の実際
第12回 集中度・不平等度の測定(1):ローレンツ曲線
第13回 集中度・不平等度の測定(2):ジニ係数
第14回 社会科学における統計学利用の注意点、意義と限界
第15回 まとめ
関連科目
ビジネスデータ分析、データサイエンスとビジネス
準備学習等の指示
本講義は、前回までの授業内容を踏まえて新たな学習を行う積み上げ式の科目です。そこで特に復習に重点を置き、予習・復習を行うことが効果的です。
教科書
『調査と分析のための統計 社会・経済のデータサイエンス(第2版)』(上藤一郎,森本栄一,常包昌宏,田浦元著,丸善出版,2013年,2500円)
参考文献
『はじめての統計学』(鳥居泰彦著,日本経済新聞社、1994 年)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(70%),授業内で行なう課題(小テスト等,30%)により評価します。
実務経験と授業との関連
備考
毎回、関数電卓を使用します。