シラバス情報

科目名
情報処理の基礎Ⅲ b
授業コード
32057
担当者名
吉田 舞
副題
プレゼンテーション応用(PowerPointを使った学習の応用)
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2020年度後期
教職免許種類

授業内容
まず、PowerPoint基礎の総復習をした後、プレゼン資料作成のポイントなどを学習します。
その後、テーマに沿ってプレゼン資料作成をし、前に出て個人やチームでプレゼンを実施します。
発表の様子はビデオで撮影し、各個人にデータを渡します。
実施後は、クラスメートや教員から、評価シートによるフィードバックを行います。

履修後の感想(昨年度)は、次の通りです。
 「どんなプレゼンが伝わりやすいものなのかを知ることができた。」
 「プレゼン資料の作成で授業を受ける前と後では構成の仕方が変わった。」
 「発表が楽しいと思えるようになった。」
 「他の授業で自分からスライド作成をして発表することができた。」
 「最初は緊張が多かったが、2回目からは楽しみながらすることができた。」
 「プレゼンの経験がつめ、人前でしゃべることに慣れてきた。」
 「上級生の発表も近くで見ることができ、とても勉強になった。」
 「社会人になっても人前で話す時に役立つので、授業を通して成長できたと感じた。」
 「自分の発表を客観視することができとても良かった。」
 「発表している自分は時間の感覚がわからないものだと気づいた。」
 「プレゼンの上手な人の話し方や編集方法を見ることができたので色々学べた。」
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【身につく力】
 「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」「チャレンジする力」

 PowerPointを活用したプレゼンテーション技能を体得します。
 話す、聞く、見る、表現する能力を高め、人前で発表することの苦手意識をなくします。
 5分程度のプレゼンの構成が自分で組み立てられるようになります。
授業計画
第1回 オリエンテーションとPower Point 基礎の総復習
 「情報処理入門Ⅰ」の内容を含めて、基礎の総復習をします。
第2回 ビジュアル化のコツ
 図形、SmartArt、写真、動画などの活用を学習します。
第3回 スライドの仕上げの機能
 スライドマスター、アニメーションの効果的な使用方法、デザインの統一など
 より説得力のある資料について学習します。
第4回 1分間プレゼン練習
 自己紹介の原稿を元に、数名でグループを作り、原稿あり・なしで発表体験をします。
第5回 「他己紹介」プレゼンの作成
 2名〜3名でチームを作りお互いの他己紹介プレゼンを作成します。
第6回 発表-1「他己紹介」 (個人発表)
 順番に発表します。発表者以外は評価者となります。 
第7回 「自己PR」プレゼンの作成
 自己PRプレゼンを作成します。他己紹介で発見された新たな魅力をアピールしましょう。
第8回 発表-2「自己PR」 (個人発表)
 順番に発表します。発表者以外は評価者となります。
第9回 「勧誘」プレゼンの作成
 自分の趣味、クラブ活動、興動館プロジェクト、友達と取り組んでいること、地元での奉仕活動、
 アルバイトへの参加など、勧誘のプレゼン資料を作成します。
第10回 発表-3「勧誘」前半 (個人発表)
 順番に発表します。発表者以外は、評価者となります。
第11回 発表-3「勧誘」後半 (個人発表)
 順番に発表します。発表者以外は、評価者となります。
第12回 「販売」プレゼンの作成−1
 自分の欲しい「商品(モノ)」を見付け、営業員となり購入を勧めるプレゼン資料を作成します。
第13回 「販売」プレゼンの作成−2
 作成の仕上げと、発表練習をします。
第14回 発表-4「販売」前半 (チーム発表)
 順番に発表します。クラス人数の半分程度、実施します。発表者以外は、評価者となります。
第15回 発表-4「販売」後半 (チーム発表)と総まとめ
 順番に発表します。残りの人数、実施します。発表者以外は、評価者となります。

※履修者の人数により、内容が多少ずれ込む場合があります。 
関連科目
なし
準備学習等の指示
授業時間中にスライドを作成するので、授業までに構想を練り、資料や情報を収集しておいて下さい。
2時間以上は必要です。
また、発表日までに充分にリハーサルをしておきましょう。最低10回は必要です。
チームプレゼンの時は、チームでしっかり打ち合わせをし、欠席しないようにしましょう。 
教科書
経済的負担軽減の為、ペーパーレス教材を使用します。教科書の購入は不要です。
参考文献
参考文献はありませんが、役立つ資料があればその都度配布します。 
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
成績評価の割合は、以下の通りです。
・スライドの作成力:20%
・発表力:65%
・評価力:10%
・提出物:5%
以上の総合点と、平常の出席状況と受講態度を総合して評価します。
ただし、発表する事が軸となる授業の為、発表をしないと単位はありません。
実務経験と授業との関連
備考
<受講条件>
 人前で話をするのが苦手で何とかしたい!自分の殻を破りたい!という学生を大歓迎します。
 就職前に、プレゼン力を磨いておきたい上級生にもおすすめです。

<受講の心得>
 人前で話すことだけではなく、人の話を聞くことにも積極的になりましょう。
 新しい発見があり視野が広がります。
 1年生から4年生が履修可能です。他学年とも積極的に交流をはかって下さい。
 「これでいいや」ではなく「これじゃないと」を目指しましょう。 

<質問の受付>
 授業中に受け付けます。

<その他>
 プレゼンテーションの際に、スーツと革靴着用で身だしなみも整えて行う機会を一度もうけます。
 ビデオ撮影をしセルフチェックをします。自分の良い所(個性)と癖を把握し、普段から意識出来るようになりましょう。
 受け身では無く意欲的に取り組むことでクラス全体に波及効果があり、より充実した授業になります。
 クラス全員で、より良い「学びの場」にしていきましょう!