シラバス情報

科目名
演習Ⅰ ビ(関隆教)
授業コード
41514
担当者名
関 隆教
授業題目
デジタル・マーケティングの理論と応用を学ぶ
単位数
4.00単位
配当年次
3年

授業概要・授業計画
1. 授業内容
演習Ⅰでは,デジタル・マーケティングの知識を体系的に学びます。それを踏まえ,学修した理論を実際の企業分析に応用することで,知識の定着化を図ります。たとえば,「Amazonや楽天のようなEC企業がリアル店舗の業態を手掛ける際,どのような阻害要因が発生するか」といったテーマについて,デジタル・マーケティングやマーケティング論,戦略論や組織論といった既存理論を用いて分析するといった具合です。そうすることで,企業の課題を的確に分析し,理論的・実践的な示唆としての成果物を創出することを目指します。また,後期にはグループ研究を通じて研究のプロセスや方法を学びます。そのうえで,個々人の問題意識を明確化し,研究テーマの選定を行います。

【達成目標】
本演習では,デジタル・マーケティングに関する専門知識を学修するだけでなく,実際のビジネスにおいて有用な論理的思考能力やコミュニケーション能力を養うことを目標にします。

2. 授業計画
【前期】教科書の輪読および事例分析への取り組み
・まずは,デジタル・マーケティングの理論的知識を学修するために,教科書を用いた報告・議論を行います。報告担当者は章の要約および章末課題を資料にまとめ発表し,メンバー全員で議論します。また,デジタル・マーケティングを中心とした最近の企業事例を取り上げ,事例の考察およびディスカッションを行います。

【後期】グループ研究と卒論テーマの選定
・グループごとに関心のあるトピックを設定し,そのテーマの情報収集・分析・考察を行い,その結果を報告します。それに対し,ディスカッションを行い,個々人の知識を深めるだけでなく,プレゼンテーション・スキルやコミュニケーション能力の向上を目指します。
・年度後半は,卒業論文のテーマ選定を行います。各自の問題意識に基づいた研究テーマを発表し,質疑応答を行うことで,卒業論文のベースの構築を目指します。
教科書
【教科書】
・西川英彦・澁谷覚編(2019)『1からのデジタル・マーケティング』碩学舎,2,400円+税

※以下は参考書ですので,購入しなければならないといったことはありません。

【参考書】
[マーケティング関連の著書]
・石井淳蔵・廣田章光・清水信年編(2019)『1からのマーケティング(第4版)』碩学社,2,400円+税
・高嶋克義・桑原秀史(2008)『現代マーケティング論(有斐閣アルマ)』,有斐閣,2,000円+税
・和田充夫・恩蔵直人・三浦俊彦(2016)『マーケティング戦略 第5版(有斐閣アルマ)』,有斐閣,2,000円+税。

[デジタル・マーケティング関連の著書]
・Kotler, P., Kartajaya, H., and Setiawan, I. (2016) Marketing 4.0: Moving from traditional to digital. John Wiley & Sons.(恩蔵直人(監訳),藤井清美(訳)(2017)『コトラーのマーケティング 4.0 スマートフォン時代の究極法則』朝日新聞出版.)2400円+税
・水越康介(2018)『ソーシャルメディア・マーケティング』日本経済新聞社,860円+税

[研究の方法論関連の著書]
・田村正紀(2006)『リサーチ・デザイン:経営知識創造の基本技術』白桃書房,2,381円+税
活動予定
懇親会の開催などを予定しています。
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度,レポート,授業への取り組み(発表やディスカッションの質や姿勢)等を総合的に評価します。

選考方法
面接希望者は必ずメールにてアポイントをとってください。連絡を受けた者から希望日を調整し,面接スケジュールを決定していきます。
・メールアドレス:tk-seki@hue.ac.jp

【第1次】
・選考方法:登録希望願の内容と面接
・選考日時:11月26日(火)16:30~18:00, 11月29日(金)15:00~18:00
・場所:研究室(本館4階008号室)

【第2次】
・選考方法:登録希望願の内容と面接
・選考日時:12月13日(金)15:00~18:00
・場所:研究室(本館4階008号室)
履修条件
・ゼミも一つの「組織」として考えることが可能です。共通の目的,貢献意欲,コミュニケーションが参加者には求められます。ゼミ活動に積極的に参加し,ゼミという組織を自分たちが動かしているという意識を持って活動できる学生を希望します。

・ゼミでは十分に予習して臨むことが求められます。報告者は当然のことですが,参加者全員がテキストをしっかりと読み込み,疑問点や自分の意見を述べられるよう準備しておいてください。毎回,全員がコメントする機会を設けます。また,講義後には,予習して得られた自分の見解と講義の中で学んだことの差異について考え,復習してください。
オフィスアワー
・オフィスアワー:月曜日3限(13:00〜14:30),研究室(本館4階008号室)
※それ以外の時間でも研究室に在室している時は訪問可能です。

・11月12日(火)の4限目に関しては,明徳館3階スチューデントコモンズの関ゼミスペースにいますので,気軽にゼミの内容等について質問してください。