教員名 : 宮田 庄悟
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科目名
メディアビジネス特講K
授業コード
25028
担当者名
宮田 庄悟
副題
メディアビジネスとスポーツイベント/ラグビーワールドカップを成功に導いた発想と実例
単位数
2単位
配当年次
3年
開講学期
2020年度前期
教職免許種類
授業内容
スポーツイベントのマーケティング戦略および実施計画立案のプロセスの実例を基にして、メディアビジネスのマーケティングおよびコンテンツ・プランニングを学びます。授業ではラグビーワールドカップ2019準備段階における具体的な課題とともに戦略・実施案の策定を時系列に展開し、メディアビジネスのマーケティングの各要素について基本的な知識を得るとともに実際の企画・実施プロセスについて理解を深めます。各回のテーマは課題発見からブランドのコンセプト開発、外形的デザインの開発、チケットという形で販売される商品開発、プロモーションの具体案開発などマーケティングのすべての段階を含みます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業では「メディアビジネスにおけるマーケティング戦略」の基礎的な学習に加え、マーケティングにおける様々なチャネルでのコンテンツ制作や実行計画の実際を学び、具体案開発力や発想力を身に着けます。
「身につく力」〜「知識・理解」「斬新な発想をする力」「情報リテラシー」 授業計画
第 1 回 オリエンテーションとスポーツイベントの課題 〜 市場分析と課題の発見
第 2 回 マーケティング戦略 〜 マーケティング戦略と長期計画 第 3 回 ブランド計画 〜 戦略に基づいたブランド開発のプロセスと構成要素 第 4 回 スポーツイベントの商品化計画 〜 試合日程、チケッティング商品開発と価格政策 第 5 回 チケット販売のためのマーケティング戦略 〜 チケット発売に向けてのマーケティング計画 第 6 回 プロモーション計画 〜 戦略に基づいた具体的施策の発想と構成要素 第 7 回 広報計画 〜 伝統メディア・デジタルメディア向け広報企画 第 8 回 海外広報計画 〜 イベントに対応した海外向けマーケティング活動 第 9 回 ケットキャンペーン計画 〜 販売のための広告キャンペーンの企画 第10回 リレーションシップ計画 〜 データベース構築と見込顧客育成 第11回 コンテンツ計画 〜 イベント告知のためのコンテンツ制作 第12回 ステークホルダー連携計画 〜 イベントを取り巻くステークホルダーとの連携 第13回 PRイベント計画 〜 イベント本番までの事前および周辺イベントの企画・実施 第14回 商標管理計画 〜 権利の具体内容とその法的・システム的保護 第15回 レガシー計画と総括 〜 イベント後に残すレガシーを考える 関連科目
「イベント論」
準備学習等の指示
スポーツに限らずエンターテイメントの商品と自分の関わり、購入判断のプロセスを思い出してください。そしてエンターテイメント商品は、どんな時にどんな人が何を実際に購入するか考えておいてください。
授業の最後に次回の授業の概要を説明しますので、30分程度の予習が必要です。また授業後に30分程度で授業内容について復習してください。復習の際に疑問がでれば授業中あるいは別に機会を設けて質問してください。 教科書
教科書は使用しません。
参考文献
講義の中で適宜、指示します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)出席状況、平常の受講態度、提出物…40%
(2)学内定期試験…60% ただし、広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席日数が3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。 実務経験と授業との関連
公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会のチケッティング・マーケティング局にてチケッティング、広報、マーケティングを担当した経験を元に、ラグビーワールドカップの実例を参考にしながら、エンターテイメントコンテンのマーケティング・コミュニケーションの各要素を取り上げます。
備考
受講中の私語・飲食は禁止です。他の学生の邪魔となる行為のあった者に関しては、以後の出席を認めません。
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