シラバス情報

科目名
特別支援教育概論 【教職】
授業コード
51007
担当者名
堀田 哲一郎
副題
単位数
1.00単位
配当年次
2年
開講学期
2020年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報)

授業内容
通常の学級にも在籍している発達障がいや軽度知的障がいをはじめとする様々な障がい等により特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒が授業において学習活動に参加している実感・達成感をもちながら学び、生きる力を身に付けていくことができるよう、幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難を理解し、個別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくために必要な知識や支援方法を理解する。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解をテーマとし、以下のことを到達目標とする。
1. インクルーシブ教育システムを含めた特別支援教育に関する制度の理念や仕組みを理解している。
2. 発達障がいや軽度知的障がいをはじめとする特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の心身の発達、心理的特性及び学習の過程を理解している。
3. 視覚障がい・聴覚障がい・知的障がい・肢体不自由・病弱等を含む様々な障がいのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難について基礎的な知識を身に付けている。
4. 発達障がいや知的障がいをはじめとする特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する支援の方法について例示することができる。
5. 「通級による指導」及び「自立活動」の教育課程上の位置付けと内容を理解している。
6. 特別支援教育に関する教育課程の枠組みを踏まえ、個別の指導計画及び個別の教育支援計画を作成する意義と方法を理解している。
7. 特別支援教育コーディネーター、関係機関や家庭と連携しながら支援体制を構築することの必要性を理解している。
8. 母語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難や組織的な対応の必要性を理解している。
【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」
授業計画
第1回:特別支援教育に関する制度の理念や仕組み
第2回:特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の心身の発達、心理的特性及び学習の過程
第3回:障がいのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難
第4回:特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する支援の方法
第5回:通級による指導及び自立活動の教育課程
第6回:個別の指導計画及び個別の教育支援計画の作成の意義と方法
第7回:特別支援教育コーディネーター、関係機関や家庭との連携
第8回:母語や貧困の問題等による特別の教育的ニーズ
関連科目
教育心理学Ⅰ、教育心理学Ⅱ、教育相談、生徒・進路指導論
準備学習等の指示
テキストの予習・復習(わからない用語などは、事前に調べてくると、より授業の理解度が高まります。2時間以上はかけること)。
教科書
『特別支援学校小学部・中学部学習指導要領』(平成29年4月告示、文部科学省)
参考文献
『現代の教育制度と経営』岡本徹他編(ミネルヴァ書房)
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
レポート試験(100%)
実務経験と授業との関連
備考