シラバス情報

科目名
プレゼミ 済・営(餅川正雄)
授業コード
41162
担当者名
餅川 正雄
授業題目
税金入門
単位数
2.00単位
配当年次
2年

授業概要・授業計画
 <授業の概要・目標>
このゼミは、「簿記会計」や「所得税」・「消費税」・「相続税」などの身近な税金について「楽しみながら考えるゼミ」です。本当は、税金の無い国が理想だと思いませんか? 高校までは、あまり学んでこなかったと思う「税金」について、大学で考えてみたいというゼミです。要するに「税金の本質にアプローチする訓練」ということです。
最初は法律についてはあまり深入りしないで、税金とは何だろう?ということから考えます。それから、日本の租税制度と租税法を国民の立場から学んでいきます。例えば、平成元年から導入された日本の消費税をどのように理解すればいいのでしょうか。何も問題ないと言えるのでしょうか。所得税と消費税の関係はどう考えたらいいのでしょうか。他にも相続税は、なぜ課税されるのでしょうか? 誰が納税することになっているのでしょうか。
 具体的な授業計画は以下の通りです。学生は、1回の授業中に3人(各15分程度)の発表時間があります。これは、自分が調べた内容や疑問点などをA4版で1枚の資料を作成して発表してもらう形になります。
 

<授業計画>
(1)分かり易い入門書を読む(第1回から第5回)*本を読んで基礎知識を得る段階
 身近にある税金に関する知識を深めます。具体的には、教科書を読んで、「なぜその税金が存在するのか?」を考えます。そして、「どのように税額を計算する仕組みになっているのか?」を講義します。
(2)論文を読む(第6回から第10回) *論文を読んでリサーチ・クエッションをつくり調べる段階
 5〜10本程度の論文を読んでもらいます。税金に関して疑問を感じた問題を具体的に調べて、各自で整理して「小論文」を作成してもらいます。
(3)論文の完成(第11回から15回)*論文を書く練習をする段階
 小論文の内容について、ゼミの時間で発表してもらいます。質疑応答の内容を踏まえて、加筆・修正をします。最終的な成果物として、数枚の小論文を書くことを課題とします。
教科書
三木義一(2018)『日本の税金 第3版』岩波書店,¥924- ( ISBN978-004317371)
高橋 創(2019) 『図解いちばん親切な税金の本』 ナツメ社 ¥1,500- (ISBN978-4-8163-6699-4)
活動予定
ゼミの中で人間関係を深めてもらう目的で、懇親会や昼食会を予定しています。
成績評価の方法
ゼミへの積極的な参加態度と提出された小論文によって総合的に評価します。

選考方法
第一次選考期間:6月8日〜6月17日

第二次選考期間:6月29日〜7月7日

プレゼミ(餅川)の受講希望者は、次のメールアドレスに次の①から④の内容を送信してください。
①学籍番号 ②学生氏名 ③簿記検定の合格実績 (例;全商1級) ④卒業後の進路希望(100字程度)
◆題名は「★プレゼミ選考★」とする。
  E-Mail : m.mochi1152@hue.ac.jp
*質問がある場合は、メールのみで受け付けます。
履修条件
税金について興味・関心をもっている学生で、簿記の検定試験のうち、全商2級・日商3級・全経2級以上の資格を取得している者とします。ただし、受験して合格はしていないが、日商簿記3級の学習をすでに終えている者も履修可能とします。その場合は、来年2月の日商簿記検定3級の受験をしてもらいます。
教職課程を履修している学生で、商業科の教員を目指している者は、特に歓迎します。
オフィスアワー
質問期間 第一次選考の終了まで、下記のメールで受け付けます。
 E-Mail : m.mochi1152@hue.ac.jp