ビジネスデータ分析

24038

田浦　元

ビジネスデータの所在と使い方について学ぶ

2.00単位

3年

2020年度前期

本講義では、企業やビジネスパーソンの意思決定に欠かせない、統計分析、データ分析の手法について学びます。正しい意思決定を行なうための分析手法や基礎理論について学びます。また、そこで必要となるデータの所在や、その作成過程にかかわる知識や、データの特徴についても学習します。授業では、基礎理論の学習の後、課題や練習問題に取り組んでもらいます。また、修得したデータ分析手法の実践として、各自の関心に従い期末最終課題（期末レポート）を作成してもらいます。これらを通じ、データの入手から分析まで一連のビジネスデータ分析の実際を体験します。

【到達目標】
本講義の目標は、第1に、ビジネス分野のデータ分析に有用な統計やビジネスデータの所在やデータの特徴について理解し、これらのデータを入手できるようになることです。第2に、これらデータを用いたデータ分析の手法と基礎理論を修得することです。第3に、これら分析手法を用いて実際のデータ分析に取り組むことができる力を身につけることです。

【身につく力】
「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」

第１回　ガイダンス
第２回　企業等の意思決定とデータ
第３回　データ分析の基礎理論(1)：中心的傾向の特性値
第４回　データ分析の基礎理論(2)：変動の特性値
第５回　データの所在と入手方法の概要
第６回　統計と統計分類
第７回　企業統計
第８回　企業景況に関するデータ分析
第９回　消費者行動に関するデータ
第10回　物価統計
第11回　相関分析(1)：相関と相関係数
第12回　相関分析(2)：相関分析の実際
第13回　データ分析の実践(1)：期末最終課題の作成（テーマ選定と分析）
第14回　データ分析の実践(2)：期末最終課題の作成（分析と検証）
第15回　授業のまとめ

ビジネス統計学、データサイエンスとビジネス

本講義は、前回までの授業内容を踏まえて新たな学習を行う積み上げ式の科目です。そこで特に復習に重点を置き、予習・復習を行うことが効果的です。

『調査と分析のための統計　社会・経済のデータサイエンス（第2版）』（上藤一郎，森本栄一，常包昌宏，田浦元著，丸善出版，2013年，2500円）

授業で適宜紹介します。

定期試験を実施します。

定期試験（50％），期末レポート（30％），授業内で行なう小テスト等（20％）により評価します。

毎回、関数電卓を使用します。