シラバス情報

科目名
情報科教育法Ⅰ 【教職】
授業コード
51017
担当者名
梶川 正
副題
共通教科「情報」の教育目標等を学ぶ
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2020年度前期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
 高等学校学習指導要領に示された情報科の目標と学習内容及び授業設計をテーマとし、以下のことを到達目標とする。
 高等学校情報科の目標,育成を目指す資質・能力を理解し,学習指導要領に示された高等学校情報科の学習内容について,情報科教育学と関連させて理解させるとともに,様々な学習指導理論を踏まえながら具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法の基礎を身に付けます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
 この授業内容を理解することで,高等学校情報科の教員免許状を取得するために必要な基本的な知識を理解し,「情報リテラシー」を身に付けます。また,その知識等を用いて情報科の授業を構成する基礎的な力,「プレゼンテーション能力」を身に付けていきます。                                    【身につく力】「知識・理解」「情報リテラシー」「プレゼンテーション能力」 
授業計画
第 1 回 各学年に共通する教科「情報」について-改訂の趣旨- 
第 2 回 各学年に共通する教科「情報」について-共通教科情報科の目標、共通教科情報科の科目編成-
第 3 回 科目「社会と情報」の目標
第 4 回 科目「社会と情報」の内容とその取扱い
第 5 回 科目「情報の科学」の目標
第 6 回 科目「情報の科学」の内容とその取扱い
第 7 回 各学年に共通する教科「情報」について-各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い-  
第 8 回 共通教科情報科における学習評価−目標に準拠した評価について− 
第 9 回 情報科教育に関する教育研究事例Ⅰ
第10回 授業設計の方法−生徒の認識や実態をふまえた指導計画(学習指導案)をつくるⅠ−
第11回 授業設計の方法−情報機器と教材の活用をふまえた指導計画(学習指導案)をつくるⅠ−
第12回 授業設計の方法−評価規準・評価基準をふまえなた指導計画(学習指導案)をつくるⅠ−
第13回 学習指導案に基づく模擬授業(情報モラルと社会のルール)-情報機器と教材の活用を含む-
第14回 学習指導案に基づく模擬授業(情報機器とディジタル)-情報機器と教材の活用を含む-
第15回 学習指導案に基づく模擬授業(ディジタル表現)-情報機器と教材の活用を含む-
定期試験は実施しない。
関連科目
情報科教育法Ⅱ,情報と職業,情報社会と情報倫理,商業科教育法Ⅰ,商業科教育法Ⅱ,教育方法学,道徳教育指導法 
準備学習等の指示
 テキストの予習と復習。(受講前には必ずテキストを読んできてください。わからない用語などは事前に調べてくるとより授業の理解度が高まります。約100分以上は予習と復習にかけましょう。)また,模擬授業の準備には,時間をかけてください。学習指導案の作成や模擬授業の練習には,100分以上が必要となります。
教科書
・高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 情報編 開隆堂
・高等学校教科書「最新社会と情報」実教出版
参考文献
『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 高等学校共通教科「情報」』 国立教育政策研究所教育課程研究センター (著) 、教育出版 
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
 模擬授業及び学習指導案(40%),確認テスト(30%),レポート(30%)  
実務経験と授業との関連
・広島県立の高等学校の商業科の教員として採用され、その後、情報科の教員免許も取得し、「情報A」の授業も担当し、3校の教頭を経験しました。授業では、高校や教育センターで培った知識と経験に基づいた指導を行います。
備考
・学習指導案による模擬授業を行い,適切な学習指導案であるか,基本的な学習指導ができているかを評価します。 
・確認テストは,情報科の目標,育てたい資質・能力,学習内容,授業設計などについて,適切に説明できているかを評価します。
・レポートは,調査したこと,理解したこと,疑問や気づき,意見したしたこと等をまとめているかを評価します。
・情報科学の進展は早いので,最新の情報を収集するように努力すること。