シラバス情報

科目名
国際貿易論特論Ⅱ
授業コード
71021
担当者名
広田 堅志
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2020年度後期
教職免許種類
高校専修(地理歴史)

授業内容
本講義は、国際貿易論特論Ⅰを履修済みの学生を対象に開講する科目です。本講義では、国際貿易に関する最近の研究(理論研究と実証研究)を中心に、注目を集める学術論文の輪読、解説、討論を行います。本講義を通じて、最近の国際貿易に関する研究への理解を深めるとともに、当該分野で論文を書く基礎力を培っていきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義で取り上げる最新の学術研究論文を理解し、受講者自身が最新の研究テーマに関連した理論的・実証的分析を行うことができる能力を習得することを目標とします。
授業計画
基本的には、下記のテーマを中心に、最新の学術研究論文幾編を選定し、個人または受講者全員(論文の量による)で担当し、受講者の発表による論文内容の理解・解説を行い、受講者全員でその内容に関する討論を行います。具体的授業計画は以下のようになってます。(一部変更の可能性もあります)
第1回 イントロダクション
第2回 新々貿易理論への招待
第3回 新々貿易理論の誕生まで−国際貿易の基礎理論と新貿易理論
第4回 国際価値連鎖形成の経済的・制度的背景①−大量消費からグローバルなサプライチェーンへ    の転換
第5回 国際価値連鎖形成の経済的・制度的背景➁−国際生産ネットワークの編成と国際価値連鎖に    おけるインフラ・サービス
第6回 国際価値連鎖形成の経済的・制度的背景➂−関税政策、海外直接投資と貿易
第7回 付加価値貿易とは何か
第8回 国際垂直分業の歴史的展開
第9回 国際産業連関分析
第10回 東アジアの国際垂直分業体制
第11回 中間財貿易
第12回 付加価値貿易の分析手法
第13回 付加価値貿易から見る日米中の輸出競争力
第14回 付加価値貿易分析と通商政策
第15回 まとめと補足説明
関連科目
国際経済学特論、国際金融論特論、マクロ経済学、ミクロ経済学、理論経済学特論
準備学習等の指示
講義で取り上げる課題について、教員と受講者全員で討論を行うため、事前に熟読するようにしてください。発表担当者は発表用レジュメーを人数分用意してください。
教科書
選定した学術研究論文のコピーを事前に配布します。
参考文献
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常点と授業中の報告、及びレポートによる総合評価
実務経験と授業との関連
備考