教員名 : 関 隆教
|
科目名
ビジネス情報入門ゼミ e
授業コード
24036
担当者名
関 隆教
副題
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2021年度前期
教職免許種類
授業内容
本演習では,マーケティング論や経営学などのビジネスに関するテーマについて各人がレポートを作成するだけでなく,さらにその知見に基づきグループ研究を行い,その成果を報告します。
授業期間の前半は,マーケティング論・経営学の大まかな研究領域(たとえば,ブランド論,消費者行動論,広告論,流通論,組織論,戦略論など)から,個々人が関心のあるテーマを一つ選択し,そのテーマについての研究を行ったうえで,レポートを作成します。また,研究領域には,近年話題となっている「デジタルビジネス」や「ソーシャルメディア・マーケティング」等に関する研究も含まれます。なお,提出されたレポートについては添削し,コメントをつけて返却します。 授業期間の後半は,同じ研究領域ごとにグループを編成し,自身の研究成果の情報を共有しつつ,そこからグループ単位で研究テーマを設定し,情報の収集・分析,そしてプレゼンテーションを行います。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本演習の目標は,ゼミ活動を通じて以下の能力を向上させることです。
(1)レポート作成に関する基礎知識や文章表現能力 (2)論理的思考力 (3)プレゼンテーションスキル (4)コミュニケーションスキル (5)ビジネス理論に関する基礎的な概念の理解 【身につく力】 「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」「協働して成し遂げる力」 授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 レポート作成①:研究テーマの設定 第3回 レポート作成②:レポートの書き方,文献の収集方法の学修 第4回 レポート作成③:研究テーマに関する情報の収集と分析 第5回 レポート作成④:レポートの記述 第6回 レポート作成⑤:ゼミ内発表会 第7回 グループ研究①:グループ研究のテーマ設定,個々のレポート内容の共有 第8回 SPIに挑戦(合同) 第9回 グループ研究②:研究テーマに関する情報収集・分析 第10回 グループ研究③:プレゼンテーション資料の作成 第11回 グループ研究④:プレゼンテーション資料の修正・改善,発表の練習 第12回 グループ研究⑤:ゼミ内発表会 第13回 全体発表会①(合同) 第14回 全体発表会②(合同) 第15回 前期のまとめ 関連科目
準備学習等の指示
・ゼミの時間はアウトプットすることが重要ですので,事前学修が不可欠です。60分以上は必要になるでしょう。また,報告内容や作成した資料に対するフィードバックを自身に内面化することが知識の定着につながります。事後学修も60分以上する必要があります。
・特に,レポート作成やグループ研究は,授業時間外で活動することが必要になります。 教科書
特に指定はしませんが,関心のある領域を探索する際に,下記の「経営入門」のテキストを持参してもらうことがあるかもしれません。また,適宜資料を配布します。
参考文献
・広島経済大学経済学部経営学科編(2009)『経営入門・ビジネスの世界で働く』,500円
・加護野忠男・吉村典久編(2012)『1からの経営学(第2版)』,碩学社,2,400円+税 ・石井淳蔵・廣田章光・清水信年編(2019)『1からのマーケティング(第4版)』碩学社,2,400円+税 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度,努力と成果の度合い等による総合評価とします(遅刻者や受講態度が芳しくない者については減点となる場合があります)。
実務経験と授業との関連
備考
・インターネットで検索すれば,様々な知識にすぐにアクセスできる時代です。それは,知らないことを調べるには非常に有用性が高いでしょう。しかし,何かも検索して回答を導き出そうとすると,「考える力」は減退していく可能性が高まります。それとは対照的に,社会人には「考える力」が求められます。何事も考え抜くことができる人財になれるよう,ゼミでは積極的に発言や議論を行うだけでなく,行動を起こすことができる主体的な姿勢が求められます。
・一方,「一人で考える」だけでは,その成果は限定されてしまいます。他の人の意見を傾聴したり,アドバイスしたり,一緒に考える協働的な姿勢も重要です。 ・上記二つの意欲を持つ学生やそのような力を身につけたいという学生を希望します。 |