シラバス情報

科目名
メディア・リテラシー
授業コード
25030
担当者名
後藤 心平
副題
メディア特性の理解と表現
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2021年度前期
教職免許種類

授業内容
メディア・リテラシーは、メディアから送られてくる情報を鵜呑みにせず批判的に解釈したり、情報を発信する際に表現したりする複合的なコミュニケーション能力と言えます。そのような能力は、生活のみならず、ビジネスにおいても重要です。この授業では、国内外のメディア・リテラシー研究と教育の歴史を学び、メディア・リテラシーを身につけることを目的としてメディアの特性を理解します。また、ニュース制作のワークショップ(参加型体験学習)にも取り組みます。完成したニュースは学生同士相互評価を行います。
※その日に学んだことをミニリポートで提出
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業ではメディア・リテラシーの基礎を学びます。目標は、メディア特性を理解した上で、実際に情報の送り手を体験(ニュース制作)することによって、メディア・リテラシーを身に着けることです。

【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「コミュニケーション能力」
授業計画
授業概要
第1回:本講義の概要
第2回:メディア・リテラシーの歴史
第3回:現代社会におけるメディア・リテラシー
第4回:メディアの特性①
 活字、新聞、について
第5回:メディアの特性②
 ラジオ,TVについて
第6回:ニュース現場の最前線
 ニュースが報道されるまでの舞台裏を理解する
第7回:メディアの特性③
 インターネットについて
第8回:メディア・リテラシーを身につける①
 メディアが報じたニュース記事を比較し、内容を分析する
第9回:フェイクニュースとは
第10回:メディア・リテラシーを身につける②
 ネット上のフェイクニュースを探し出し、内容を分析する
第11回:ニュース記事を作るワークショップ① 5W1Hを学ぶ
第12回:ニュース記事を作るワークショップ② 学内で取材する
第13回:ニューズ記事を作るワークショップ③ 記事を書く
第14回:ニュース記事を作るワークショップ④ 書いた記事を発表し評価しあう
第15回:本講義のまとめと定期試験についての説明
関連科目
メディア論、広告論、企業広報論、現代マスメディア論、コンテンツビジネス論 
準備学習等の指示
次回の授業に関する課題を出します。授業までに、指示したグループごとに30〜40分ほど議論し、代表者が発表できるよう準備してください。
教科書
教科書はありませんが、ワークシートや資料を授業で配布します。
参考文献
メディア・リテラシー論 ソーシャルメディア時代のメディア教育/中橋雄、北樹出版、定価2420円
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)事前課題への取り組み〔20%〕
(2)授業における議論とレポート〔20%〕
(3)試験〔60%〕
実務経験と授業との関連
放送業界での25年の実務経験を活かし、ラジオ、テレビといった放送メディアがどのように情報を発信しているのか、実際の送り手側の視点を交えて解説します。
備考