教員名 : 後藤 心平
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科目名
メディア論
授業コード
25002
担当者名
後藤 心平
副題
メディアと社会の関係を学ぶ
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2021年度前期
教職免許種類
授業内容
私たちは,朝起きればスマホやテレビで天気やニュースをチェックし,気になることがあればネットで検索して調べます。仕事やプライベートに関わらず,SNSなどで人とコミュニケーションを図ります。いまや,メディアが社会を動かしていると言っても過言ではありません。一方で,メディアに振り回されたり,惑わされたりすることもあります。また,メディア産業の日進月歩の発展により,予測不可能な時代になったとも言えます。この授業では,メディアの歴史,社会や生活に与える影響について具体的な事例をもとに議論することを通して,メディアや情報に囲まれた社会で生きていくための態度、能力を学びます。
※その日に学んだことをミニリポートで提出 ※その日の講義内容を踏まえ、次回の授業に関する課題を出します(グループごとに発表) 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業は、メディアの歴史について理解し、メディアの影響による社会や生活の諸問題について正確な知識を持ち、他者の考えを聴き、自らの考えを意見することができるようになることを目的とします。また、メディアからの情報を鵜呑みにせず批判的に読み解き、自らの考えを適切に発信できる「メディア・リテラシー」の基礎を理解し、身に着けることを目指します。
【身につく力】「知識・理解」 「論理的思考力・分析力」 授業計画
授業概要
第1回:本講義の概要 第2回:ニュース現場の最前線 ニュースが報道されるまでの舞台裏を理解する 第3回:メディアの歴史① 新聞,出版について 第4回:メディアの歴史② ラジオ,TVについて 第5回:メディアの歴史③ インターネットについて 第6回:インターネットが与えた既存メディア,コンテンツへの影響① ネットの台頭で,新聞,出版と,それに関わるコンテンツはどう変化したのか 第7回:インターネットが与えた既存メディア,コンテンツへの影響② ネットの台頭で,ラジオ,TVと,それに関わるコンテンツはどう変化したのか 第8回:メディアの多様化と,広がるインターネットサービスの可能性 AI,IoTといった最先端のメディア産業の動向,それらを活用したインターネットサービスについて 第9回:メディアにまつわる社会的問題① インターネット利用における情報モラルについて 第10回:メディアにまつわる社会的問題② エンターテインメント産業における著作権等の現状 第11回:メディアにまつわる社会的問題③ 情報格差が及ぼす社会,教育への影響について 第12回:情報・メディアに関わる国の動き 総務省,経済産業省,文科省等の国の取り組み 第13回:メディア・リテラシーとは何か メディア・リテラシーの歴史と定義 第14回:メディア・リテラシーの学び方 メディア・リテラシーをどのようにして身に着けていくのか 第15回:本講義のまとめと定期試験についての説明 関連科目
メディア・リテラシー、映像制作基礎A
準備学習等の指示
次回の授業に関する課題を出します。授業までに、指示したグループごとに30〜40分ほど議論し、代表者が発表できるよう準備してください。
教科書
教科書はありませんが、ワークシートや資料を授業で配布します。
参考文献
メディア文化論 -- メディアを学ぶ人のための15話 改訂版/吉見俊哉 、有斐閣アルマ 、定価1980円
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)事前課題への取り組み〔20%〕
(2)授業における議論とレポート〔20%〕 (3)試験〔60%〕 実務経験と授業との関連
放送業界での25年の実務経験を活かし、ラジオ、テレビといった放送メディアの最新の状況も交えて解説します。
備考
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