教員名 : 岡村 和明
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科目名
労働経済学Ⅱ
授業コード
21062
担当者名
岡村 和明
副題
私たちのくらしと労働問題
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2021年度後期
教職免許種類
高校一種(公民)
授業内容
労働経済学Ⅰで学んだ理論を前提に、自身を含めて人々が働いている実態を数字を通じて理解し、自らの手で分析・解釈する方法を学ぶことがこの講義の目的です。毎回の授業では、まず教員がその回に取り上げる労働関係データの分析方法および解釈の仕方に関する解説を行います。その上で実際に演習問題を解いてもらい、分析結果を提出してもらいます。講義前半の第一部は、「賃金・労働時間・勤労者家計」をテーマに賃金・労働時間・消費に関する統計を取り上げ、第二部では「就業・失業・雇用管理」をテーマに国勢調査といった代表的な統計に加え、労働需要・労働供給に関する統計や失業統計、さらには労務管理に関する統計を取り上げます。可能な限り、Excelによる実習を行いたいと考えています。
当日の講義内容を踏まえた小テストを毎回課し、HUE NAVI上および授業中に解答と解説を実施します。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
労働経済に関する卒業論文作成に必要な、労働統計の見方・使い方を修得し、「論理的思考力・分析力」および「情報リテラシー」を身につけることを目標とします。
授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 賃金比較 第3回 賃金分布(1) −平均・分散、ジニ係数の計算− 第4回 賃金分布(2) −十分位の計算− 第5回 賃金プロット図 第6回 賃金制度 第7回 労働生産性・労働分配率 第8回 労働時間 第9回 勤労者家計 第10回 人口・就業・雇用(1) −年齢構造の変化、労働力人口減少の要因− 第11回 人口・就業・雇用(2) −労働力のフローとストック− 第12回 労働需要 第13回 失業率 第14回 労働移動 第15回 講義のまとめ 毎回、講義の最後に、当日の講義内容を踏まえた小テストを課します。 関連科目
本講義を受講するに際しては、労働経済学Ⅰおよび計量経済学を履修しておくことが望ましい。
準備学習等の指示
事前に講義資料をHUE NAVIにアップしておきますので、可能な限り予習(最低でも30分)をして授業に臨んでください。授業終了後には演習問題の解答をアップロードするので、必ず復習(最低でも30分)もしておく事。演習問題に関する質問は随時受け付けます。
この講義に限らず、大学の講義はただ教室で聴くだけでは理解は困難です。時間の許す限り予習・復習を行ってください。 教科書
教科書は使用しません。毎回講義資料をHUE NAVIにアップします。
参考文献
古田裕繁 『わかりやすい労働統計の見方・使い方』 経営書院 2010年
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
レポート 40%、定期試験60%の割合で評価します。
実務経験と授業との関連
備考
遅刻・私語は周囲の迷惑になるので厳禁です。
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