教員名 : 徳永 博充
教員名 : 山田 哲敬
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科目名
映像メディア論
授業コード
25006
担当者名
徳永 博充、山田 哲敬
副題
映像メディアの基礎
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2021年度前期
教職免許種類
授業内容
<はじめに>
・動く映像は120年ほど前の「映画」から始まりました。その後、「テレビ」が普及し、長年、娯楽の王様として君臨しました。そして今、新たなメディアとして「インターネット」が登場し、身の回りは映像コンテンツであふれています。 ・誰もが発信者になれる時代なりましたが、フェイクニュースや個人情報の保護などの問題も起きており、メディア・リテラシーの重要性が叫ばれています。 <この授業では> ・「20世紀の発明」とまで言われる「映像」の原理やモンタージュ理論など表現効果を理解します。 ・映像コンテンツを提供する「映画」、「放送(テレビ)」、「インターネット」という3つのメディアの特徴を学びます。 ・実践として、テレビスタジオを使った番組制作やハンドカメラを使った撮影実習も行います。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
<授業の目的>
・映像の持つ力やそれを扱うメディアを理解し、映像の表現者としてスタートを切る基礎を身につけます。 <到達目標> ・映像コンテンツを提供する業界の特徴を理解し、説明できる ・映像コンテンツ制作の基礎的な仕組みや技法を理解し、カメラ撮影や映像編集が実践できる ・メディア・リテラシーの基礎を理解し、説明できる 【身につく力】 知識・理解力、論理的な思考力・分析力、メディア・リテラシー 授業計画
第1回 授業紹介 メディアとは
第2回 すべては映画から始まった 第3回 映像の力① 仕組みと特性 第4回 映像の力② 映像ジャーナリズム 第5回 放送①テレビの歴史とネットワーク 第6回 放送②テレビのデジタル化とネットとの融合 第7回 インターネットと「GAFA」 第8回 メディア・リテラシーの重要性 第9回 スタジオ番組を制作しよう!(TVスタジオで実習) 第10回 映像表現の理論と文法 第11回 カメラを学ぶ① 撮影の基礎 第12回 カメラを学ぶ② カメラ実習 第13回 編集を学ぶ 第14回 CMとアニメーション 第15回 放送 ドキュメンタリー おわりに 関連科目
現代マスメディア論 映像制作B 映像制作応用 現代マスメディア事情
メディアビジネス特講D(映像コンテンツビジネス) 準備学習等の指示
・毎回の講義で学んだ映像に関わる知識を、日々のメディア利用の際に確認しましょう。映像コンテンツについての動向は日進月歩です。新聞などの関連記事を注意して読むようにしてください。
・次回講義のテーマに関連した情報メディア及びコンテンツについて事前に視聴し、その特性について考えておきましょう。 ・毎回の講義で行われた映像メディア及びジャンル別コンテンツをテレビなどで視聴してください。一日30分間以上を目標にします。 教科書
教科書は使用しません。代わりにプリントなどを配布します。
参考文献
デジタルコンテンツ協会(各年)『デジタルコンテンツ白書』
電通総研(各年)『情報メディア白書(ダイヤモンド社 ベラ・バラージュ、佐々木基一訳(2008)『映画の理論』学芸書林 日本民間放送連盟(2007)『放送ハンドブック』日経BP社 神保哲生(2006)『ビデオジャ-ナリズム』明石書店 加藤幹郎(2009)『アニメーションの映画学』臨川書店 辻泰明(2016)『映像メディア論』和泉書院 藤竹暁、竹下俊郎(2020)『図解 日本のメディア』NHK出版 湯浅正敏(2020)『メディア産業論』ミネルヴァ書房 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・期末に定期試験を行います。また、毎回の授業後に書くリアクションペーパー(感想、質問、意見)を評価対象として重視します。
・定期試験(60%)、出席(20%)、リアクションペーパー(20%) 実務経験と授業との関連
(徳永)
・テレビ局で36年間、主に記者やプロデューサーの仕事をしてきました。企画ニュースやドキュメンタリーの制作を通して、映像と深くかかわってきました。 (山田) ・テレビ局で37年間、主に記者やニュースデスクの仕事をして、映像表現とかかわってきました。 備考
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