シラバス情報

科目名
映像制作基礎B
授業コード
25016
担当者名
山田 哲敬
副題
テレビの取材から放送まで
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2021年度後期
教職免許種類

授業内容
<はじめに>
・だれでも簡単に動画を撮影できて、情報発信できる時代です。YouTubeには、1分間に数百時間の映像がアップされています。だからこそ、映像と音声を使って人に伝える映像制作は、若い人が今後仕事をするうえで、必要不可欠なスキルになっています。

<この授業では>
・ドキュメンタリー制作の「基礎コース」です。テレビの「企画、取材、編集、放送」という工程を実践し、映像制作の基礎を学びます。
・具体的には、チームに分かれて、「人」をテーマに映像作品を制作します。選び出した取材対象者を取材・撮影します。インタビューではその人しか言えない心の宝物を引き出すよう工夫しましょう。そして編集して、字幕、音楽、ナレーションを入れて完成させます。最後はテレビスタジオを使って、実際の「放送」形式で表現を行います。ジャーナリストや放送の専門家を加えて批評を行います。
・大切なことは、取材対象者と信頼関係を築くことです。ドキュメンタリーを制作していく上での、重要なアプローチの基礎を学びます。

     ****授業形式 アクティブ・ラーニング****
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
<授業の目的>
・企画、取材、撮影、編集、完全パッケージ化、放送の一連の基本技術を習得することです。

<到達目標>
・「何を伝えるか」というテーマの大切さを理解し、説明できる
・インタビューの大切さを理解し、取材対象者から「心の宝物」を聞き出すことができる
・取材対象者との信頼関係を築くための取材方法を理解し、実践できる

【身につく力】コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、チャレンジする力
授業計画
第1回 ガイダンスとグループ分け
第2回 ドキュメンタリーの手法
第3回 撮影機材演習 撮影実習カメラ
第4回 ロケハン(実際に取材対象者を探そう) 
第5回 企画、立案(1)取材
第6回 企画、立案(2)取材対象決定、企画案作成
第7回 構成、画コンテ作成
第8回 撮影(1) 取材本番
第9回 撮影(2) 取材予備
第10回 構成、放送原稿作成
第11回 制作、編集(1) ナレーション録り、荒編集
第12回 制作、編集(2) 本編集
第13回 制作、編集(3) 映像インサート、字幕スーパー
第14回 制作、編集 手直し
第15回 スタジオでの放送 総括、視聴、評価
      まとめのレポート提出
関連科目
1年次と2年次に配当された映像制作科目、映像編集、現代マスメディア論、メディアビジネス特講D
準備学習等の指示
・民放やNHKのドキュメンタリー番組やニュース番組を視聴し、人物表現の様々な手法を参考にしましょう。
・ドキュメンタリー制作は、グループごとにテーマを決めて、大学の内外で取材します。リアルな取材ですので、相手の都合、天候などにより、授業時間外(土日や休日も含む)の取材・編集があります。
・教員が指定した映像作品を自宅で視聴してください。一日最低でも30分です。
教科書
教科書は使用しません。必要に応じて資料を配布します。
参考文献
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
出席(20%)、取り組み(30%)、リポート(10%)、作品評価(40%)
実務経験と授業との関連
・テレビ局で37年間、主に記者やプロデューサーの仕事をしてきました。企画ニュースやドキュメンタリーの制作を通じて、映像と深くかかわってきました。
備考