教員名 : 坂本 小百合
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科目名
情報活用演習B a
授業コード
24026
担当者名
坂本 小百合
副題
エクセルの中級を学ぶ
単位数
2単位
配当年次
2年
開講学期
2021年度前期
教職免許種類
高校一種(情報)
授業内容
Excelの中級から上級の内容です。Microsoft Office Specialist(MOS) Excel 365 & 2019 Expertの出題範囲について機能の説明と演習を行います。毎回、学習した機能を復習する課題(演習問題)の提出があります。提出内容は採点を行い評価の対象とします。演習問題の操作は次の講義で解説します。スキルの定着を確認する2回の操作テストを実施し、評価の対象とします。実施方法は、制限時間内にテキストを見ないで編集操作を行い、編集後のファイルを提出する実技試験です。その後、模擬試験プログラムを使用し資格対策を行います。この講義は、MOS Excel 365 & 2019 Expertの資格対策(学習)となります。希望者は各自で試験申込みを行い、学内で実施される資格試験を受験することができます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Excelの高度な利用スキルを証明できるMOS Excel 365 & 2019 Expert試験の受験に必要な操作スキルを習得します。
「入力規則」「条件付き書式」などの応用的な編集機能の他、「関数」「分析ツール」「ピボットテーブル」「グラフ」など、さまざまなデータ処理や分析・評価を行える機能を学び、理解し、操作できるようになります。 【身につく力】「情報リテラシー」「知識・理解」 ITを活用する能力が身につきます。 授業計画
この講義では毎回パソコンを使って操作実習を行います。
第1回 ガイダンス、基本スキル確認(数式や関数を利用した表作成、グラフの作成、条件付き書式の利用) 提出課題 第2回 表示形式のカスタマイズ、入力規則の設定、フラッシュフィルやオートフィル機能の利用 提出課題 第3回 2軸グラフの作成と編集 論理演算関数(AND、OR、NOT) 提出課題 第4回 論理演算関数(SUMIFS、AVERAGEIFS、COUNTIFS)、検索関数(VLOOKUP、HLOOKUP) 第5回 シリアル値の理解と日付関数、時刻関数 提出課題 第6回 詳細な条件付き書式の設定 提出課題 第7回 簡単なマクロの作成と編集、マクロのセキュリティとブック間のコピー 提出課題 第8回 Excelのオプション設定、スキルチェック操作テスト1 第9回 スキルチェック操作テスト1解説、財務関数を利用する、検索関数(MATCH、INDEX)を利用する 第10回 データベース機能の復習、アウトライン機能、小計機能の利用、ピボットテーブルの作成 提出課題 第11回 ピボットテーブルの編集、ピボットグラフの作成 提出課題 第12回 データの分析や予測を行う機能 提出課題 第13回 セルやワークシートを保護する機能、スキルチェック操作テスト2 第14回 MOS Excel 365 & 2019 Expert 資格試験について 模擬試験の解説1 第15回 MOS Excel 365 & 2019 Expert 模擬試験の解説2 模擬試験実習 ※以上の通り計画していますが、学習状況により一部内容を入れ替えたり、省略する場合もあります。 関連科目
Excelの基本操作については情報入門演習Bまたは情報処理入門Ⅱで習得し、基本操作は問題なくできることを前提としています。
準備学習等の指示
MOS Excel (一般)合格程度のスキルがあることが前提です。基本機能を復習した上で講義に出席してください。講義で配布する演習問題は必ず次の講義までに各自で操作練習すること。授業時間外の質問についてはHUE NaviのQ&A機能を活用してください。
【授業準備の目安】 ⇒予習15〜20分程度(授業資料をダウンロードして展開し、学習する内容に目を通す) ⇒復習30〜60分程度(学習内容を見直し、指示された復習問題を操作する) 教科書
この講義は、補助資料と以下のテキストのLessonおよび模擬試験を用いて実施します。毎回使用しますので必ず準備して講義を受けてください。
補助資料は、各講義回までにHUE Naviの授業資料に添付しておきます。 テキストは2回目の講義日までには準備してください。 「MOS Excel 365 & 2019 Expert 対策テキスト& 問題集」(FPT2014),FOM出版,3410円(税込) 参考文献
「情報リテラシー 入門編」,FOM出版…情報入門演習Sで使用したテキスト
「Microsoft Office Specialist Microsoft Excel 2016 対策テキスト& 問題集 」,FOM出版…情報入門演習Bで使用したテキスト ⇒基礎スキルが不安な場合は復習してください。 「MOS Excel 365 & 2019 対策テキスト& 問題集」(FPT1913),FOM出版 「よくわかる Microsoft Excel 2019 基礎 」,FOM出版,(型番FPT1813) 「よくわかる Microsoft Excel 2019 応用 」,FOM出版,(型番FPT1814) 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・取り組み評価(期限内の復習に対する評価)…30%
・スキルチェック操作テスト1…30% ・スキルチェック操作テスト1…40% 以上の提出物の内容を100点満点で評価し、MOS Excel 365 & 2019 Expert への取組みと合わせて総合的に評価を行います。 「5回以上の欠席」の場合や、「提出課題未提出」かつ「操作テストを受けていない」場合は、「評価不能」となる場合があります。 評価対象外として、毎回の講義時間に操作したファイルを回収します。病欠や公認欠席等で対面でのスキルチェック操作テストが実施できなかった場合のみ回収したファイルの操作内容を採点し、評価点に加算して総合的に評価します。 実務経験と授業との関連
メーカーのインストラクターとしてパソコン教室の運営やテキスト作成、企業研修や市民講座でのOA教育を担当し、資格試験の試験官としてインストラクターのスキル評価なども行っていました。様々なスキルのユーザーを指導した経験を活かし、履修した学生さんが効率よく操作できるスキル、業務に活用できる理解力・応用力を身につけ資格取得を目指せるように指導や助言、解説を行います。
備考
【履修にあたって】
MOS Excel スペシャリスト(一般)の資格を取得または受験対策を完了しておくことが望ましい。 最低限の基礎復習は行いますが、基本スキルは習得できている前提です。 意欲的に学習に取り組み、Expert資格取得を目指す学生の履修を推奨します。 資格の概要については、公式サイトhttp://mos.odyssey-com.co.jp/index.html で確認してください。 『遅刻・欠席しない、質問する、復習する』ことを心がけ、配布する演習問題には積極的に取り組んでください。 |