シラバス情報

科目名
資本市場の役割と証券投資
授業コード
33012
担当者名
胡 怡、福居 信幸
副題
単位数
2単位
配当年次
2年
開講学期
2021年度前期
教職免許種類

授業内容
1,900兆円にも及ぶ巨額な個人金融資産のうち50%以上は現預金で運用されており、超低金利下で運用益は低迷しています。しかし、株式市場はコロナ禍でも好調で若年層を中心に投資行動の変化もみられます。こうした環境下、社会人にとってはますます資産運用が大切になってきており、そのための商品知識や投資手法の習得は必須のものとなっています。そこで、この授業では、株式、債券、投資信託、外国為替などに関する基礎知識や、それらの金融商品を用いた資金運用手法などに加え、投資制度や市場環境の変化などに関する最先端の動きについて、実務経験の豊富な野村證券の方々を交代で講師にお招きし解説頂くものです。但し、今年度については、講義のほとんどが対面ではなくオンデマンドのオンライン授業(授業動画は、Edutrackに掲載予定)となる見込みです。詳細については、初回予定している対面授業もしくはHUE NAVIの掲示で告知します。また、授業外のレポート提出を2回(前半・後半)求めます。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
債券市場や株式市場など資本市場の基本的な機能としくみを理解して概略を説明できることを目的とします。また、証券関連商品の特徴や、それぞれがどのように価格が決定されるかなど売買取引のしくみを理解し、実際に投資を行う際に必要な知識を身につけます。最終的には、家計や企業の一員として、証券投資にかかわるリスクを判断・管理して、適切な投資行動や資金調達行動を取ることができるようになることを目指します。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 ガイダンス・経済情報事始め            
第2回 金融の仕組み
第3回 債券入門
第4回 株式入門
第5回 投資信託入門
第6回 リスク&リターン
第7回 ポートフォリオの考え方 
第8回 外国為替のいろは
第9回 投資家心理を学ぶ
第10回 日本株の歴史
第11回 企業とSDGs
第12回 これからの成長産業
第13回 ライフプランニングと資産形成
第14回 資産形成と非課税制度
第15回 グローバル化する世界と資本市場の果たす役割
関連科目
ファイナンス入門、金融論Ⅰ・Ⅱ、証券市場論、外国為替論、外国為替実務、国際金融論、グローバル金融市場論、実践資産運用
準備学習等の指示
新聞、TVニュースなどの報道を通じて、社会で起こっている出来事に対して自分の考えをもつ習慣を身につけておいて下さい。 授業で興味・関心を持った問題については、自分の考えをまとめておく訓練を重ねておいて下さい。
【予習】次回の授業内容に関連したニュース等を読み、分からない用語等をチェックし、講義で質問する準備をして下さい(20分以上)。
【復習】授業資料を読み直し、重要な部分をまとめて下さい(20分以上)。
教科書
教科書は使用しません。毎回の授業資料は全てHUE NAVIクラスプロファイル「授業資料」にPDFファイルで掲示します。
参考文献
授業で適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
前半及び後半の計2回のレポート(80%)、受講態度等(20%)により総合的に評価します。また、受講態度等は、今期は、オンライン授業がほとんどとなるため出席状況を考慮することができないので、授業期間中の毎回(予定)の課題提出内容で評価します。詳細については、初回の対面授業もしくはHUE NAVIの掲示で告知します。
実務経験と授業との関連
毎回の各講師は、現在、野村証券において営業、商品企画、投資情報の提供、金融教育などの業務を担当されており、それぞれの実務経験に裏打ちされた知識をもとに各テーマについて解説されます。また、担当教員のうち1名は、金融業界で融資、証券、外国為替、経営企画、経済調査などの業務経験があり、研究者と実務家の双方の視点に基づきレポートを評価します。 
備考
この授業は、野村證券の寄付講座として、無償で講師を派遣頂くとともに授業資料や動画を作成して頂いておりますが、配布資料や授業動画の無断での転用・複製等を固く禁じられております。万一、これらの情報漏洩が発生すれば本学の信用問題になりますので、取扱いには細心の注意を払って下さい。また、野村證券のご厚意に報いるためにも、対面授業では失礼のないようにマナーを必ず守ることはもちろんのこと、動画の視聴に際しても掲示期限内に全て視聴するよう心掛けて下さい。授業マナーや動画の視聴状況が芳しくないものには厳重注意をすることがあります。