教員名 : 平本 賢了
|
科目名
演習Ⅰ (平本賢了)
授業コード
41210
担当者名
平本 賢了
授業題目
東南アジアの経済発展と日本の役割
単位数
4単位
配当年次
3年
授業概要・授業計画
本演習の目的は、二点あります。
一点目は、独立以降の東南アジアにおける経済発展のプロセスをたどり、その成果と課題について考えてゆくことです。これらの国は、20世紀になって政治的独立を果たし国づくりをスタートさせてゆくのですが、民族・宗教・言語など多様にして複雑な社会構造を成しています。各国政府はこうした社会と向き合いながら、いかにして国の発展につなげてゆくか、という努力を重ねてきました。本ゼミでは、そのひとつの事例としてインドネシア、タイおよびベトナムなどの国を取り上げ、考えてゆきます。 そして二点目は、東南アジアの成長と日本の役割について学ぶことです。日本とASEANとの友好交流は平成26年に40年を迎え、その間、日本は東南アジアの安定と成長の実現につながる幅広いインフラ環境の整備や、人材育成、貿易・投資環境の整備を進めてきました。本演習では、東南アジアの持続的発展と安定のためには開発の担い手となる人材の育成が国づくりの基礎として欠かせないことを重視し、人づくり・国づくりの基礎を築く日本の協力について考えます。技術協力の事例などを通じた人材の育成と活用への取り組みは、今後の東南アジアと日本とのかかわりを考える上で有益となるでしょう。 これらの理解を深めてゆくために、統計データ、レポート及び書籍などとともに、VTRなども使いながら理解を深めてゆきます。 教科書
教科書は使用しません。授業で使う教材や資料(プリント等)を、必要に応じて配布をいたします。
参考文献については、その都度、指示します。 活動予定
専門分野の学習を深めるとともに、ゼミ生との親睦が増すような取り組みを意識しながら、ゼミ運営をしてゆきたいと思います。
4月: 年間活動計画に基づくゼミ生それぞれの目標設定や演習ノートの活用について 5月-7月: 配布資料に基づく資料の輪読(レポーターによるレジュメづくりと発表)、資料収集の方法、関心ある東南アジアの国を選んでその国の経済発展の過程や社会について調べる「一国調査」の開始(5月-) 7月中旬: 「一国調査」レポートの提出、納涼会の実施 9月: 前期ゼミの振り返りと後期ゼミの進め方の確認、「一国調査」をさらに深く考察してゆく作業の開始 資料の輪読の再開(~12月末まで) 11-3月: 卒論テーマ設定の方法と進め方、進路選択の準備(履歴書・自己紹介書・自己分析・業界企業研究、新聞の活用等) 12月: 演習Ⅰの総括と評価 1月: 卒論と進路についての4年生との意見交換会、演習Ⅰ総まとめ、進路選択個別指導 ※図書館活動への対応 ゼミ学習の効果を高めるために、図書館を利用する機会が増えます。個人研究やグループ研究で重要となる、①論文・新聞・雑誌記事の探し方、②統計書の見方などについても併せて学習します。 ※「進路支援」 卒業後を見据えた選択を考えるための対策学習を実施する予定です。夏以降のインターンシップ参加のためのシート添削やその後のフォロー、さらに、4年生に進級する前後で本格化する企業の採用活動に向けた対策も、しっかりと行います。 ※「ゼミ間のつながりや仲間づくり」 充実したゼミは緊密な仲間とのつながりがあってこそ。その関係性を深めるための活動を、大学の方針に則り、できることを皆さんと相談しながら、進めてゆきましょう。 成績評価の方法
出席状況とともに、ゼミ活動への取り組みの姿勢・態度(テキストの輪読・発表、レポートなど)を重視し、総合的に判断いたします。
選考方法
演習は面接によって承認がなされますので、希望する学生は以下の選考方法に従ってください。
(1)選考方法 ・面接(主に対面で実施します)と書類記載内容で、総合的に判断 ・面接日時を指定しています。面接を希望する学生は、メールで希望日時を連絡してください。また、指定の面接日時が難しい場合、対応をしますので、メール等で相談ください。 メールアドレス:kn-hira@hue.ac.jp (2)「登録希望願」の提出 面接前日までに私の研究室へ提出してください。提出専用のボックスを研究室ドアに設置しますので、そちらへ入れてください。 平本研究室:本館4階009号 (3)選考日時 ・第1次:11月24日(火)15:00-18:00、11月25日(水)9:00-11:30、14:50-18:00、 11月26日(木)9:00-11:30、14:50-18:00、11月30日(月)14:50-18:00 ・第2次:12月10日(木)9:00-12:00、12月14日(月)15:00-18:00 (4)選考場所 ・平本研究室:本館4階009 (5)研究室自由訪問期間&オフィスアワーについて ・「オフィスアワー」を参照ください。 履修条件
東南アジアに関心のある学生、また多様性に富むこの地域を幅広く理解したいという学生は歓迎します。また、ゼミは、ともに「学ぶ場」である一方で、「人づくりの場」(人間関係を深める場)でもあります。従って、以下の点は、ゼミ運営上からも歓迎します。
・積極的に、前向きな気持ちで取り組みたいと考える学生 ・ゼミ活動を通じて仲間とのきずなを深めたいと思っている学生 ・学習成果を進路選択に生かそうと考える学生 注意事項は以下の点です。 ・他の仲間に迷惑をかけるような学生(無断遅刻・積極的に作業などに加わらない・授業中にスマホ(教員による作業等の指示がない場合)、居眠りetc...)は、ご遠慮ください オフィスアワー
研究室自由訪問期間は、メールによる質問期間とします。従って、ゼミに関して聞きたいことがある学生は、メールをしてください。その際、「学籍番号と氏名」をメールタイトルに必ず、記載してください
kn-hira@hue.ac.jp |