教員名 : 上野 信行
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科目名
経営情報論特殊研究
授業コード
72015
担当者名
上野 信行
副題
単位数
2単位
配当年次
1年
開講学期
2021年度前期
教職免許種類
授業内容
製造業、流通業、サービス産業、情報処理産業等の経営の情報化に関する今日的課題に対して、自らが新しく課題解決手法を考案し、課題解決を図り、博士論文を作成するに際しての高度な知識・概念・理論と実践的な手法を習得します。
まず、企業経営においては、サプライチェーン、マスカスタマイゼーション、リードタイム、不確実性、レジリエンス(しなやかな回復力、事業継続性)とリスクなどから派生する種々の課題に包まれており、変革が求められていることを理解します。そして、デジタルトランスフォーメーション(DX)をはじめ、課題解決に向けた一連の高度な方法・手順を習得します。また、レジリエンスとリスク、不確実性への対応について、経済・経営学的な視点、数理的な視点、情報学の視点などからの最新の課題解決に向けた研究手法をマスターします。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
製造業、流通業、サービス産業、情報処理産業等の経営の情報化に関する先進の課題に対して自らが課題解決手法を考案し、博士論文を作成するに際して、その解決に向けた最新の高度な理論、手法を確実に身に付けます。
関連する学会にて研究発表し、学術討論・研究論文作成が行えるスキルを身に付けます。 授業計画
第1回 オリエンテーション
第2回 経営情報に関する今日的課題と経営(1):先進のサプライチェーン 第3回 経営情報に関する今日的課題と経営(2):サプライチェーンの高度な機能 第4回 経営情報に関する今日的課題と経営(3):複合的マスカスタマイゼーションと販売生産形態 第5回 経営情報に関する今日的課題と経営(4):リードタイム管理と生産性 第6回 経営情報に関する最近のテーマ調査 第7回 DXへの対応(1):経営の情報化 第8回 DXへの対応(2):ビジネスプロセスの概念 第9回 DXへの対応(3):ビジネスプロセスと可視化 第10回 不確実性への対応(1):不確実性の計量 第11回 不確実性への対応(2):不確実性の低減 第12回 レジリエンスへの対応(1):リスク評価尺度 第13回 レジリエンスへの対応(2):リスクマネジメント 第14回 レジリエンスに優れた経営情報システム 第15回 まとめ 関連科目
経営情報論特論 経営科学論特論
準備学習等の指示
授業は、講義とテーマに沿った討議を取り入れ、双方向コミュニケーションにより理解を深めます。質問事項がある場合は、授業時間内、次回の授業時間内、あるいは、教員メールアドレスを通して、都度に質問してください。
教科書
使用しません。授業では、講義資料、プリント等を配布します。
参考文献
①久保幹雄:サプライチェーンの設計と管理、朝倉書店(2002)
②A. G. de Kok and S. C. Graves ( eds.) : Supply Chain Management:Design, Coordination and Operation, North-Holland(2003) ③J.B.Bramel,D.Simichi-Levi :The Logic of Logistics, Springer (1997) ④上野信行:内示情報と生産計画−持続可能な社会における先行需要情報の活用−、朝倉書店(2011) ⑤マイケル・ハマー、ジェイムス・チャンピー:リエンジニアリング革命ー企業を根本から変える業務革新 ⑥W・チャン・キムら:新版ブルー・オーシャン戦略 ⑦S.T.Rachev, S.V.Stoyanov and F.J.Fabozzi : Advanced Stochastic Models, Risk Assessment, and Portfolio Optimization, John Wiley & Sons, Inc. (2008) ⑧S.E.ハリトン,G.R.ニューハウス,米山監訳岡田ら訳:保険とリスクマネジメント,東洋経済新報社(2010) 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度、レポートの成績により総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
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