シラバス情報

科目名
メディア論
授業コード
25002
担当者名
後藤 心平
副題
メディアと社会の関係を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
私たちの生活には様々なメディアが入り込んでいます。朝起きてから寝るまでの間、スマホやテレビなどで天気やニュースをチェックし、気になることがあればネットで検索して調べます。また、仕事やプライベートに関わらず、SNSなどで人とコミュニケーションを図ります。人間がメディアを操作しているようでもあり、人間や社会がメディアに動かされているようでもあります。実際に、メディアに振り回されたり、惑わされたりし、行動や精神に影響を及ぼすことがあります。メディアの日進月歩の発展により、予測不可能な時代になったとも言えます。この授業では、メディアの歴史、社会や生活に与える影響について具体的な事例をもとに議論することを通して、メディアや情報に囲まれた社会で生きていくための態度、能力を学びます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業は、メディアの歴史について理解し、メディアの影響による社会や生活の諸問題について正確な知識を持ち、自らの考えを意見することができるようになることを目的とします。そして、最も重要な目標は、自らの考えを意見するだけでなく、教員や他の学生の意見をフィードバックとして受け入れることにより、多様な視点を養うことです。

【身につく力】「知識・理解」 「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回:本講義の概要
第2回:ニュース報道の舞台裏
第3回:メディアの歴史①活字、新聞
第4回:メディアの歴史②ラジオ
第5回:メディアの歴史③テレビ
第6回:メディアの歴史④インターネット
第7回:インターネットによる既存メディアへの影響①新聞、出版
第8回:インターネットによる既存メディアへの影響②ラジオ
第9回:インターネットによる既存メディアへの影響③テレビ
第10回:メディアにまつわる社会問題①情報モラルと著作権
第11回:メディアにまつわる社会問題②情報格差が及ぼす社会、教育への影響
第12回:情報・メディアに関わる国の動き①文部科学省の取り組み
第13回:情報・メディアに関わる国の動き②総務省,経済産業省の取り組み
第14回:メディア・リテラシーの歴史と定義
第15回:本講義のまとめと定期試験についての説明
関連科目
メディア・リテラシー、映像メディア論、メディアビジネス特講D、音声メディア論
準備学習等の指示
必要に応じて課題を設けます。要する時間は30分〜60分です。
教科書
教科書はありませんが、ワークシートや資料を授業で配布します。
参考文献
メディア論 人間の拡張の諸相/マーシャル・マクルーハン(著者)、栗原裕(訳者)、河本仲聖(訳者)、みすず書房、定価6,380円
メディア論の名著30/佐藤卓己、ちくま新書、定価1,100円
メディア文化論 -- メディアを学ぶ人のための15話 改訂版/吉見俊哉 、有斐閣アルマ 、定価1980円
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)参加度〔20%〕
(2)事前課題への取り組み〔20%〕
(3)試験〔60%〕
実務経験と授業との関連
放送業界での25年の実務経験を活かし、ラジオ、テレビといった放送メディアの最新の状況も交えて解説します。
備考