シラバス情報

科目名
映像制作基礎A b
授業コード
25014
担当者名
門田 大地
副題
テーマを持った作品づくり
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度前期
教職免許種類

授業内容
映像を通じてメッセージを伝えることができるよう、映像文法を実践的に学んでいきます。具体的にはテーマ、ターゲットを明確にした上で、短い番組を制作していきます。作品づくりで大切なことは、自分のメッセージを見出し、伝えるために必要な構成を考え、具体的な表し方を工夫することです。むやみにコンテンツ制作をするのではなく、取材や下調べを行った後に自分の考えを精査し、必要な情報を選択する作業を積み重ねていきます。また、作品課題は授業の中で学生同士相互評価を行います。相互批評を通して作品構成力を鍛えていきましょう。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業では映像制作の基礎をしっかりと身につけていきます。到達目標は次の通りです。
(1)テーマを立て、ストーリー構成のある作品づくりができるようになる。
(2)基本的な映像制作技術をマスターする。
(3)映像制作に必要な準備・工程・姿勢を理解し、自分の言葉で説明できる。
【身につく力】 「コミュニケーション能力」「論理的思考力・分析力」「協働して成し遂げる力」 
授業計画
第 1 回 ガイダンス/カメラ操作(1)ホワイトバランス、IRIS調整など
第 2 回 カメラ操作(2)サイズ、ポジション、アングルなど/撮影(1)自己紹介
第 3 回 企画・構成(1)風景を撮る:ストーリー構成、絵コンテ・台本、ロケハン
第 4 回 撮影(2)学内ロケ
第 5 回 編集の基本(1)カット、トランジションなど
第 6 回 編集の基本(2)音声、タイトルなど
第 7 回 発表と相互批評(1)他者と比較する
第 8 回 映像鑑賞
第 9 回 企画・構成(2)人を撮る:ストーリー構成、絵コンテ・台本
第10回 企画・構成(3)人を撮る:ロケハン
第11回 撮影(3)インタビュー
第12回 編集・制作
第13回 作品の完成
第14回 発表と相互批評(2)自己評価できる
第15回 学びのふり返り・カメラ操作テスト 
関連科目
コンテンツビジネス論、映像コンテンツ制作論、映像メディア論、、映像制作応用、CM制作
準備学習等の指示
各課題作品を高いレベルで完成させるには、授業以外の時間での追加取材や編集作業が必要になります。1時間以上は時間をかけましょう。また、授業で学んだカメラ技法が日常目にするテレビや映画などの映像の中でどう使われているのか意識的に視聴して下さい。また、一つひとつ映像作品には何のテーマがあり、どのようなストーリーで構成されているのかを読み解き、自分の作品づくりに活かしましょう
教科書
教科書は使用しませんが、ワークシートや資料等のプリントを授業で配布します。
参考文献
黒岩亜純・宮徹(2017)『大学生のための動画制作入門ー言いたいことを映像で表現する技術』慶應義塾大学出版会、久保田賢一・岩崎千晶・中橋雄(2008)『映像メディアのつくり方ー情報発信者のための制作ワークブック』北大路書房
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
制作物:50%、機材操作の習熟度:10%、レポート:20%、授業への参加度:20%によって評価を行います。
実務経験と授業との関連
在広放送局に37年間在籍。プロデューサーとして立ち上げた実績〜TV番組「週刊パパたいむ」(最高視聴率33,1%)、映画「海辺の映画館」(2020年度キネマ旬報作品賞第二位)、イベント「ひろしまフードフェスティバル」(二日間で80万人動員)、その他多数。
備考
限られた時間で番組を制作するのですから、疑問点はその都度質問して、後に残さないことが大事です。チームメイトに迷惑をかけるので出席は必須です。また、時間を割いてくれるチームメイトや取材相手に迷惑のかからないよう、事前準備をしっかりするようにしましょう。