シラバス情報

科目名
理論経済学特論Ⅱ
授業コード
71008
担当者名
宜名眞 勇
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
理論をマクロ経済学、統計的検証法を計量経済学的手法から選択的に適用し、「マクロ計量経済学」の中級的講義を意図して論述を進めます。統計的実証分析で不可欠の確率論的な論理を学び、最小二乗法、統計的仮説検定、方程式の定式化、等を論じた後で、マクロ経済学およびミクロ経済学的実証分析の基礎を説明します。在庫投資の生産平準化理論の実証分析の例、資本の国際的流動性に関する実証分析の例を論じる中でミクロ的利潤最大化の意味する在庫変動の基礎理論を論じます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
経済理論は、圧倒的に複雑な経済現象を理解し、制御するための前提として本質的と見なされるいくつかの要因のみからなる理論(モデル)を使って現実を把握し、その理解や解釈の有用性を評価するために統計的データを用いた検証を行います。その一連の作業を達成するには、統計学、経済学の理解が必要になります。これらの知識を簡略化して解説するのが本講義の意図するところです。講義の受講後にはこういう意図を感じて貰えること、それが本講義の目標です。これは同時に、社会と経済に対する広い視野を持ち、社会経済現象を理解し、説明し、諸問題の解決法を自ら提示できる能力を養うことになると思います。これらの能力は経済学部の果たす社会的役割と密接に結びついています。
授業計画
第1回:確率論I
第2回:確率論II
第3回:確率論III
第4回:確率論IV
第5回:回帰分析I
第6回:回帰分析II
第7回:仮説検定I
第8回:仮説検定II
第9回:重回帰分析I
第10回:重回帰分析II
第12回:国際資本移動の流動性I
第13回:国際資本移動の流動性II
第14回:生産平準化仮説I
第15回:生産平準化仮説II
関連科目
ミクロ経済学基礎、マクロ経済学基礎
準備学習等の指示
プリントをあらかじめ配布予定です。講義の先を予習することで理解を高めることが出来ます。
教科書
特にありません。
参考文献
適宜指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
学期末にレポートを提出してもらいます。
実務経験と授業との関連
ありません。
備考
持続的な集中力が必要です。