シラバス情報

科目名
国際経済交流論特論Ⅱ
授業コード
71039
担当者名
楊 義申
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
本講義では国際経済交流論特論Ⅰを踏まえて、具体的な例として中国を取り上げます。外国資本の誘致や外国技術の導入など中国経済のグローバル化に伴って中国国内にもたらした変化を分析するとともに、2001年に中国がWTOに正式加盟した後の中国の国際経済交流の加速や、国際経済社会における中国の役割などを検証します。具体的には近年の「一帯一路」、AIIBなどが国際経済構造に与える影響をダイナミックに捉えます。中国の国際経済戦略を検討することを通じて、世界各国との経済摩擦、地域開発への支援、持続可能な経済発展など分野においていかに国際経済交流が重要であるかについて理解することを目指します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義では、東アジア地域、または国際経済社会の中における中国の経済発展の役割について把握することができるようになるとともに、国際経済交流おける様々な問題の本質をとらえる論理的思考力・分析力を身に付けることを目標とします。
授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 中国経済へのアプローチ①〜中国経済の改革開放〜
第3回 中国経済へのアプローチ②〜中国の海外進出〜
第4回 中国経済へのアプローチ③〜「一帯一路」とAIIB〜
第5回 中国とWTO
第6回 「一帯一路」とTPP
第7回 AIIBと世界銀行・ADB
第8回 中国・東アジアの経済交流
第9回 中国・ASEANの経済交流
第10回 中国・南アジアの経済交流
第11回 中国・EUの経済交流
第12回 中国・オセアニアの経済交流
第13回 中国・中東アフリカの経済交流
第14回 中国・北米の経済交流
第15回 中国・南米の経済交流
関連科目
国際経済交流論特論Ⅰ 国際経済学特論 開発経済論特論Ⅰ・Ⅱ 地域研究特論Ⅰ・Ⅱ 経済地理特論Ⅰ・Ⅱ マクロ経済学 ミクロ経済学 経済政策論特論
準備学習等の指示
講義は受講生が興味・関心のある問題に基づき、ディベート・ディスカッション形式で進めます。毎回講義の内容が大きく異なるため、予習や復習を心がけてください。
教科書
講義内容に応じて資料を配布します。
参考文献
P.クルーグマン他著、小出博之訳『空間経済学』、東洋経済新報社。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
レポートと受講態度によって総合的に評価を行います。
実務経験と授業との関連
備考
なし。