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 教員名 : 石田 優子 
						
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					 科目名 
							経済政策論基礎 
							授業コード 
							21023 
							担当者名 
							石田 優子 
							単位数 
							2.00単位 
							配当年次 
							2年 
							開講学期 
							2022年度後期 
							教職免許種類 
							授業内容 
							 経済は、市場メカニズムを中心にして動いています。しかし、市場ではうまく取引されない財・サービスや、市場の調整機能がすぐに働かないことによる不況の深刻化など、問題も生じます。こうした市場の「失敗」を補い、私たち国民が経済的により豊かな暮らしができるよう配慮するのが、経済政策を行う主体(主に政府と中央銀行)の役目です。 
							経済政策論基礎では、まず、市場メカニズムとはなにかを学びます。そして、どういったケースで市場は失敗するのか、そのとき政策主体は一体どうやって失敗を補うことができるかを考えます。さらに、経済全体の安定化をはかる金融政策と財政政策の手法を知り、それがどのようにして経済に影響するかを学びます。 小テストは基本的にオンラインで実施し、解答後に閲覧できる解説を用意します。なお、必要に応じて、次週の授業の冒頭で解説を付け加えます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							 本授業は、経済政策についての基礎的な知識や考え方を学ぶことで、新聞やニュースで報道される政府の経済活動を理解し、良い有権者として行動できる力を身に付けることを主目標にしています。また、経済政策分野への導入にあたる科目として、本授業の受講を通じ、他の政策分野科目に興味関心を抱くことも目標としています。 
							【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画 
							第 1 回 イントロダクション 
							第 2 回 市場メカニズムと経済活動 第 3 回 政府はなぜ必要か?(市場の失敗と政策の目的) 第 4 回 市場と政府(1)(市場の失敗のケース−外部性) 第 5 回 市場と政府(2)(市場の失敗のケース−公共財と共有資源) 第 6 回 市場と政府(3)(市場の失敗のケース−クラブ財) 第 7 回 市場と政府(4)(市場の失敗のケース−不完全情報) 第 8 回 経済活動と経済政策(マクロ経済政策の目標) 第 9 回 財政政策(1)(総需要への財政政策の影響) 第10回 財政政策(2)(波及する財政政策の効果) 第11回 金融政策(1)(総需要への金融政策の影響) 第12回 金融政策(2)(金融調節のしくみ) 第13回 経済政策と2つの市場の均衡(IS-LM分析) 第14回 政策の最適な組み合わせを考える(IS-LM分析) 第15回 まとめ 関連科目 
							マクロ経済学基礎、ミクロ経済学基礎、経済政策論、金融政策論、財政政策論 
							準備学習等の指示 
							授業で学んだことを見直し、自分の考えをまとめておくようにしましょう。 
							また疑問、わからない用語などについては、次回授業までに各自で調べてくるとより授業の理解度が高まります。約30分以上は予習・復習にかけましょう。 教科書 
							教科書は使用しませんが、毎回授業時にプリントを配布します。 
							参考文献 
							『ゼミナール経済政策入門』(日本経済新聞社)、『スティグリッツ マクロ経済学』『スティグリッツ ミクロ経済学』『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編』『マンキュー経済学Ⅱ マクロ編』『マンキュー マクロ経済学Ⅰ入門編』(東洋経済)ほか。 
							定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							定期試験80%、小テスト等20%で評価します。 
							出席および受講態度については11回以上の出席からプラスになるよう評価しますが、コロナ禍において大学の方針が示される場合はそれに従います。 実務経験と授業との関連 
							備考 
							受講心得:周囲の人に対して、思いやりを持った態度で受講しましょう。したがって、私語、遅刻は厳禁です。理由なき飲食、着帽も禁止です(理由がある場合は申し出てください)。 
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