シラバス情報

科目名
コミュニティビジネス論
授業コード
26012
担当者名
渡辺 泰弘、中村 隆行
副題
地域を拠点としたクラブ経営の基礎知識
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
コミュニティビジネスの現状と課題を理解するとともに,地域を拠点とした組織経営に必要な知識と具体的な手法の基礎について理解することを目的としています.
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
コミュニティビジネスとは,「地域の課題を地域住民が主体的に,ビジネスの手法を用いて解決する取り組み」のことです.講義では,日本でも注目されてきているコミュニティビジネスという新しい取り組みの実践事例を紹介しながら,地域の課題に対してより効果的に取り組むための具体的な手順や手法をわかりやすく説明します.講義を通じて,コミュニケーション能力,斬新な発想をする力,プレゼンテーション能力を養い,地域社会において(例えば地域のスポーツクラブ)マネジメント能力を発揮するためのノウハウを習得します.
【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」「斬新な発想をする力 」
授業計画
第1回 オリエンテーション〜コミュニティビジネスとは(中村)
第2回 コミュニティビジネスのムーブメントに至る背景,その必要性を学ぶ(中村)
第3回 コミュニティの現状(中村)
第4回 組織の立ち上げから自主運営までを学ぶ(中村)
第5回 財務,経理,事務処理などを学ぶ(中村)
第6回 リスクマネジメント(中村)
第7回 法人格取得の方法について学ぶ(中村)
第8回 住民参加の手法とワークショップを学ぶ(中村)
第9回 マネジャーに求められる能力を学ぶ(渡辺)
第10回 活動拠点の確保について学ぶ(渡辺)
第11回 マーケティング戦略を用いて,顧客獲得の戦略を練る(渡辺)
第12回 市場調査の意義,需要調査の進め方について学ぶ(渡辺)
第13回 イベント,事業,教室などの企画・立案(渡辺)
第14回 組織の運営・事業評価について学ぶ(渡辺)
第15回 これまでの学んできたことを総括して,
理想のコミュニティビジネスをグループで提案し,発表(渡辺)
関連科目
地域スポーツ論 スポーツ経営学 地域スポーツ貢献演習 組織マネジメント論基礎
準備学習等の指示
コミュニティビジネスとは何か,またどのようなビジネスがあるのか,特に住民が地域の為に主体となって活動している組織(たとえば総合型地域スポーツクラブなど)の地元の街の営みに関心を持つことを原則とします.よって1日最低30分以上は情報収集(講義の予習および振り返り)に時間を割いてください.
教科書
適宜資料を配布します.ノートを必ずとること. 
参考文献
公認アシスタントマネジャー養成テキスト (公財)日本スポーツ協会 
生涯スポーツ実践論第4版 市村出版
公認スポーツ指導者養成テキスト (公財)日本スポーツ協会(編)
その他,適宜,参考書および資料を紹介します.
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
1) 定期試験(60%) 2)課題・レポート(20%) 3)授業参加度(20%)にて評価します.なお,広島経済大学学内細則に従い「出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には,定期試験の受験を認めない(その他,受講態度等,ふさわしくない者についても同様)」. 
実務経験と授業との関連
経済産業省の中国地方ソーシャビジネス・コミュニティビジネス推進協議会のプロジェクトマネジャーやNPO支援センターでスポーツNPO設立の支援の経験を基に授業を行う。(中村)
備考
本講義は,2名の教員によるオムニバス方式の講義です.
(公財)日本スポーツ協会公認アシスタントマネジャー資格の専門科目として,地域スポーツクラブの創設や運営に関する基礎的知識,現状,課題等を地方自治体のスポーツ施策の動向とともに学びます.
※現在の社会状況から、Microsoft TeamまたはZoomを使用したオンラインでの講義を実施する場合があります.
※(公財)日本スポーツ協会公認スポーツ指導者養成講習専門科目
スポーツ共通科目(本学対象科目) + 専門科目(本講義)+ 資格試験(別途連絡)= 資格取得となります.