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 教員名 : 末広 菜穂子 
						
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					 科目名 
							西洋経済史Ⅰ 
							授業コード 
							21039 
							担当者名 
							末広 菜穂子 
							単位数 
							2.00単位 
							配当年次 
							3年 
							開講学期 
							2022年度前期 
							教職免許種類 
							中学一種(社会)、高校一種(地理歴史) 
							授業内容 
							この講義では、ヨーロッパの経済発展の歴史を学び、その特徴を理解することをめざしています。授業は講義形式で行います。ヨーロッパの築いてきた歴史が、日本の近代化をはじめとして現代の世界経済に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。西洋経済史Ⅰでは、中世から近代初期までのヨーロッパの経済状況に焦点を当て、後に続くヨーロッパの経済的繁栄の基礎が、この時代にいかに築かれたのかを詳しく見ていきたいと思います。「暗黒の中世」とよく言われますが、実際にはこの時代はめざましい経済成長の時期でもありました。今日とはかなり様子の異なる古い時代の経済状況がテーマとなりますが、これを知ることは、現代経済を学ぶ以上に、経済活動の本質とは何なのかを私たちに教えてくれることでしょう。  
							到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							1.工業化以前のヨーロッパにおける社会・経済の特徴を理解し、説明できるようにしましょう 
							2.工業化以前のヨーロッパにおいてどのような経済変化が起こったか把握し、説明できるようにしましょう 3.工業化以前のヨーロッパにおける経済変化が、どのように近代経済につながっていくか考え、説明できるようにしましょう 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画 
							第 1 回 ガイダンス ヨーロッパ経済史を学ぶ意義 
							第 2 回 史料の種類と注意点 第 3 回 工業化以前の時代 全般的背景と時代の流れ 第 4 回 工業化以前のヨーロッパ経済 需要構造①…人口とニーズ 第 5 回 工業化以前のヨーロッパ経済 需要構造②…所得 第 6 回 工業化以前のヨーロッパ経済 需要構造③…私的需要 第 7 回 工業化以前のヨーロッパ経済 需要構造④…公的需要 第 8 回 工業化以前の生産構造①…労働 第 9 回 工業化以前の生産構造②…資本・資源と組織 第10回 動態分析へ向けて①…都市の革新性 第11回 動態分析へ向けて②…商業技術の発展 第12回 動態分析へ向けて③…貨幣経済の進展 第13回 動態分析へ向けて④…生産技術の発達 第14回 動態分析へ向けて⑤…ヨーロッパの拡大 第15回 動態分析へ向けて⑥…拡大の結果 関連科目 
							経済史基礎Ⅰ、経済史基礎Ⅱ、日本経済史Ⅰ、日本経済史Ⅱ、西洋経済史Ⅱ、生活経済史 
							準備学習等の指示 
							毎回、授業の最後に授業内容確認のための小テストを行いますが、テスト問題は授業終了後、e-ラーニングシステムに解説とともにアップしますので、よく復習しておいて下さい(毎週30分程度)。 
							また、授業中に紹介する文献を読んでレポートを書いてみるのも、定期試験の準備に大変役立ちます。本を読むのは時間がかかりますが(平均的に1冊3時間程度)、熱意は必ず報われますので、授業外学習に励んで下さい。 教科書 
							教科書は使用しません。講義内容の要点や資料をまとめたプリントを毎回、講義時に配布します。 
							参考文献 
							毎回の授業テーマに関連する参考文献を配布プリントに紹介します。 
							定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							講義中に行う毎回の小テストまたは小レポートによる平常点(評価割合40%)と、定期試験の点数(評価割合60%)を合わせて総合評価します。毎回の小テスト・小レポートについては、講義に10分以上遅刻すると提出権を失いますから、注意してください。また、平常点は、単なる出席点ではなく、小テストや小レポートの内容を評価した点数であることにも注意してください。出席していても小テストや小レポートの内容が良くなければ評価は低くなります。学期末の定期試験は持ち込み不可で行います。 
							実務経験と授業との関連 
							備考 
							受講心得:講義に10分以上遅刻すると、小テストやレポートを提出できず、平常点が得られませんので注意してください。また、講義中の私語や教室の出入りなど、他の受講者に迷惑を及ぼすような行為は厳に慎んでください。看過できない場合は、評価減点対象とします。なお、コロナ感染拡大によりオンライン授業への切替の可能性もあります。その場合、講義方法、課題等について別途連絡します。 
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