シラバス情報

科目名
チームマネジメント
授業コード
26052
担当者名
宮辻 渉
副題
チームを構築、維持、発展させていくには
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
本講義はチームにおけるマネジメントに関する理論を学ぶとともにそれを実践する方法を教授します。
我々は大学のみならずクラブやサークル、アルバイト等何らかの組織に参加しています。換言すれば、我々は何らかのチームに参加していることになります。そうした場合、単なる経験や勘によらないマネジメントが要請されます。そこで、本講義はチームで実際に使うことができるマネジメントを議論しながら学んでいきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
①自身が所属しているチームで生じている問題や課題を発見し、それを本講義の理論を用いて分析、解決できるようになれること。
②チームマネジメントの理論を「自分の言葉」で説明できるようになれること。
【身に付く力】「知識・理解」「リーダーシップ」
授業計画
第1回 イントロダクション: 講義と復習の進め方
第2回  科学的管理法によるマネジメント: 経済人モデル
第3回 人間関係論によるマネジメント: 社会人モデル
第4回 モチベーション理論: 内容理論
第5回 モチベーション理論: 過程理論
第6回 モチベーション理論: 星野リゾートの事例
第7回 リーダーシップ論: 2次元モデル
第8回 リーダーシップ論: LMX理論とシェアドリーダーシップ
第9回 学習理論: 社会的学習理論と経験学習理論
第10回 学習理論: 日立とアサヒビールの人材育成
第11回 組織市民行動
第12回 組織コミットメント
第13回 コンフリクト
第14回 組織社会化
第15回 まとめと総括
関連科目
チームビルディング 経営管理論基礎 経営管理論 人的資源管理論Ⅰ 人的資源管理論Ⅱ 経営組織論Ⅰ 経営組織論Ⅱ
準備学習等の指示
予習:参考文献の索引を参照して各回のキーワードを30分以上調べてください。
復習:講義内容はワードなどを用いて60分以上かけて自分の言葉で文章として整理し、知識を定着させてください。「自分の言葉」で整理した文章はPCやUSBメモリなどに保存することで、今後活用することができます。
教科書
教科書の指定はありません。レジェメや資料を配布し、講義に関連する文献は適宜紹介します。
参考文献
伊丹敬之・加護野忠雄(2003)『ゼミナール経営学入門』 3000円+税
上野恭裕・馬場大治編著(2016)『経営管理論』中央経済社 2400円+税
塩次喜代明・小林敏男・高橋伸夫(2009)『経営管理』有斐閣 1900円+税
田尾雅夫(1999)『組織の心理学(新版)』有斐閣 2200円+税
野中郁次郎(1980)『経営管理』日本経済新聞社 860円+税
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
小テスト30%: 到達目標の①が「自分で考えた論述」によって達成できていることを重視します。
レポート30%: 到達目標の②が「自分で考えた論述」によって達成できていることを重視します。
出席40%
実務経験と授業との関連
備考
・教室を歩きながら講義をしますので、緊張感を持って講義に臨んでください。
・他の学生の迷惑になる行為、講義の進行を妨げる行為、マナー違反等は厳重に注意します。
・教室を歩きながら適宜質問を投げかける双方向型の講義になります。
・ランダムにマイクを渡しますが、社会科学であるマネジメントは明確な解を持っていませんので、自由な発想で意見を述べてください。これを通じて多面的に物事を捉えるという視点を醸成します。