シラバス情報

科目名
数理経済学特論
授業コード
71010
担当者名
堀江 真由美
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
現在、ミクロ・マクロ経済学、実験・行動経済学など、幅広い研究分野において、数理モデルを用いて分析する手法が必須となっています。本特論では、数理経済学の分野から、ゲーム理論を中心に、意思決定理論、ミクロ経済理論に関わる基礎知識を習得し、関連分野の文献で用いられる手法を身につけ理解を深めていきます。そのため、本特論では、受講者と一緒にテキストを輪読して問題を解くトレーニングを行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
ゲーム理論、意思決定理論、ミクロ経済理論を中心とした数理経済学分野の基礎知識を理解し、論文読解に必要となる数理的手法を身につけ使えるようになることを目指します。
授業計画
第1回:戦略形ゲームと戦略の支配
第2回:逐次消去
第3回:ナッシュ均衡
第4回:ゼロサムゲーム
第5回:期待効用理論
第6回:混合戦略
第7回:情報不完備ゲーム
第8回:繰り返しゲーム
第9回:交渉ゲーム
第10回:コアの理論
第11回:一般均衡とコア
第12回:シャープレイ値
第13回:投票ゲーム
第14回:不確実性下の意思決定(主観的期待効用理論)
第15回:不確実性下の意思決定(プロスペクト理論、マックスミン期待効用)
関連科目
ミクロ経済学,マクロ経済学
準備学習等の指示
報告担当の受講者は、担当箇所の解説ができるよう事前に準備をし、それ以外の受講者は必ず予習をしておいてください。問題演習の課題を出しますので、次回の講義までの間に、必ず問題を解いて来るようにしてください。(平均して、2時間以上の予習・復習・問題演習の学習時間が必要となります。)
教科書
受講生の到達目的と理解度に応じて、テキストを選択します。(具体的には、参考文献の中から選ぶことも可能です。)
参考文献
船木由喜彦 『はじめて学ぶゲーム理論』 新世社 2014年
船木由喜彦 『ゲーム理論講義』 新世社 2012年
岡田章 『ゲーム理論』 有斐閣 2011年
神取道宏 『ミクロ経済学の力』 日本評論社 2014年
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
テキストの発表,参加度,課題を総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考