シラバス情報

科目名
メンタルヘルス論
授業コード
13018
担当者名
上手 幸治
副題
心の風邪と対処法
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
 現代社会は多彩なストレスに満ちていますが、そのストレスに自分で気づき、対処していくことが望まれます。さらに、私たちが心身ともに健康に生きていくためには、自分や世界のネガティブな側面ではなく、ポジティブな側面に目を向けていく必要もあります。
 本授業では、メンタルヘルス(心の健康)という視点で、自分の心身の状態、心理的に病的な状態、様々なストレス対処法、他者との協力などを学んでいきます。身体を使ったワークを始めとして、体験することを中心にして授業を進めていきます。青年の発達や心理的なケアに関する映画を鑑賞してもらい、イメージを深めることも考えています。
 多面的な視点を持つことができるようになると、自分が陥った困難な状況を多角的に解決していくことできるようになります。さらに具体的なメンタルヘルスに役立つ技法を習得してもらう授業にしていく予定です。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1)メンタルヘルス(心の健康)についての正しい知識を習得できます。
2)ストレスとストレス対処法についての理解できます。
3)様々な心身を健康にする方法を身につけることができます。
4)うつ病をはじめとした精神的な病についての知識を習得できます。
5)青年期の課題を理解し、自分の心と向き合い、他者との協力を理解できます。
身につく力:「知識・理解」「コミュニケーション能力」「問題解決力」
授業計画
第1回 メンタルヘルス(心の健康)とは。
第2回 心理学的視点に基づいた現在・過去・未来。
第3回 ストレスとストレスマネジメントについて。
第4回 青年期(大学生)の課題。
第5回 青年とカウンセリング・心理療法について。
第6回 身体を使ったアプローチ(動作法)。
第7回 呼吸法・マインドフルネス。
第8回 心の風邪(うつ病)。
第9回 気分の波(躁うつ病)。
第10回 認知行動療法。
第11回 イメージ療法・自律訓練法。
第12回 発達障害。
第13回 PTSD(心的外傷後ストレス障害)。
第14回 家族療法。
第15回 メンタルヘルス論の振り返り。
関連科目
準備学習等の指示
 授業前は配布した資料を10分ていど読んでおくと、授業に役立ちます。 
 授業後は授業で体験したワークを自分で試してください。動作法や呼吸法は1日に数回行うことで、メンタルヘルスに役立ちます。
 授業では映画を見ながらメンタルヘルスについて考えていきます。授業で観た映画を自分でも視聴することで、さらに理解が深まります。
教科書
 毎回、授業資料はクラスプロファイルの授業資料の中に掲載します。事前事後に確認したり、プリントアウトして活用してください。
参考文献
 特になし。
定期試験の実施
 定期試験を実施します。
成績評価の方法
 定期試験の成績(60%)、不定期で出席カードに記入した授業の感想(20%)、授業に取り組む姿勢(20%)により評価します。11回以上の出席はさらに加点します。
実務経験と授業との関連
 講師は医療・福祉・教育・産業といった様々な領域で心理援助を行ってきました。その体験を踏まえて授業を進めていきます。
備考
授業で映画を何回か視聴していただき、メンタルヘルスについての理解を深めてもらいます。出席カードに感想を書いていただくことがあります。
 私語、スマホの使用は厳禁です。