シラバス情報

科目名
地理学Ⅱ
授業コード
14019
担当者名
西川 京子
副題
世界と日本とのつながり
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)

授業内容
本科目は、前期開講の「地理学I」を踏まえて、よりグローバルな視点から世界の各地域文化や日本とのつながりを理解していきます。また、グローバル化した現代社会が抱える均質化や格差や分断等の問題を地理学的に理解し、より持続可能な社会を考えます。講義とアクティブラーニング(グループ討議やワーク等を適宜、発表1回)を併用し、毎回小テストを実施して次の回に解説を行います。第15回には、10分の発表原稿付きPowerPoint資料の提出を課し、授業で得られた地理学的視点からグローバル社会における地域文化を調べ、考察したことを発表し合います。発表の総評は、ヒューナビで行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
① グローバルな視点から捉えた地域文化や日本とのつながりについての知識や見方、考え方について説明することができる。
② グローバルな視点から地域文化を調べ、考察し、PowerPointを用いて発表することができる。
【身につく力】「知識・理解」 「論理的思考力・分析力」 「プレゼンテーション能力」
授業計画
第 1 回 グローバル化と地域研究(小テスト)
第 2 回 人の流れ① ヨーロッパ・アジア・太平洋(小テスト)
第 3 回 人の流れ② アメリカ(小テスト)
第 4 回 モノの流れ① ヨーロッパ(小テスト)
第 5 回 モノの流れ② アジア・太平洋・アメリカ(小テスト)
第 6 回 言葉と音① ヨーロッパ(小テスト)
第 7 回 言葉と音② アジア・太平洋・アメリカ(小テスト)
第 8 回 衣食住① ヨーロッパ(小テスト)
第 9 回 衣食住② アジア・太平洋・アメリカ(小テスト)
第10回 信仰と思想① ヨーロッパ・アメリカ(小テスト)
第11回 信仰と思想② アジア・太平洋(小テスト)
第12回 グローバリゼーションの中のヨーロッパ(小テスト)
第13回 グローバリゼーションの中のアメリカ(小テスト)
第14回 グローバリゼーションの中のアジア(小テスト)
第15回 グローバリゼーションの中の日本と発表「グローバリゼーションの中の◯◯」【パソコン必携】
定期試験
関連科目
地理学I
準備学習等の指示
毎回小テストの予復習として、30分以上は教科書を読み、用語や疑問点を調べ、気づきや考えをまとめましょう。第15回の発表に備えて、毎回60分以上は、授業で得られた地理学的視点から新聞や身の回りの事象等を見つめ、興味を持ったテーマや地域について文献を購読したり、発表原稿付きパワーポイント資料の作成やフィールドワークや地図化などに取り組みましょう。
教科書
同志社大学グローバル地域文化学部『地域研究への扉−グローバルな視点から考える−』晃洋書房、2013年、2,376円(税込)
参考文献
水岡不二雄『経済・社会の地理学—グローバルに、ローカルに、考絵そして行動しよう—』有斐閣アルマ、2002年、3,132(税込)
月刊誌『地理』古今書院
定期試験の実施
定期試験を実施します。(著作権遵守のため、教科書のコピーの持ち込みは固くお断りします。)
成績評価の方法
定期試験(60%):出席回数が10回に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。11回以上の出席については、100点満点の範囲内で加点対象とします。
小テスト(20%) 
10分の発表原稿付きPowerPoint資料「グローバリゼーションの中の◯◯」(20%)
実務経験と授業との関連
小学校社会科の専科担任や学級担任として、地理的学習を中心に授業実践や授業研究をしてきました。また、中学校において普通学級と養護学級に対する地理授業の非常勤講師経験があります。さらに、ESDの視点を取り入れた地理教育について、国内やカンボジアの教師、教員養成担当者等への研修講師をつとめた経験もあります。これらの経験を活かし、地理授業づくりの土台となる地理学的見方、考え方を指導します。
備考
受講心得:受講中は私語や電子機器の無断利用・飲食は厳禁です。守れない人については以後の出席を認めません。