シラバス情報

科目名
マクロ経済学基礎Ⅱ
授業コード
21015
担当者名
松榮 豊貴
副題
IS-LM曲線を用いてマクロ経済をとらえる
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
マクロ経済学では,経済の全体的な動きやパフォーマンスに注目して研究が行われます。本講義では,前期に開講するマクロ経済学基礎Ⅰの内容を踏まえて,経済全体を分析するのに欠かせない指標とその分析手法について説明を行います。さらに,経済モデルを用いて経済政策の効果について分析を行います。このとき,主に図を用いて解説を行っていきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
マクロ経済学の基本的な概念について説明できる。
マクロ経済学の分析ツールを用いて経済政策の効果を説明できる。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
1. マクロ経済学とは
2. マクロ経済のパフォーマンスを測る(三面等価の原則,GDP)
3. マクロ経済を観察するⅠ(名目GDP,実質GDP)
4. マクロ経済を観察するⅡ(消費者物価指数,失業率)
5. 国内総所得の決定Ⅰ(消費関数)
6. 国内総所得の決定Ⅱ(45度線分析)
7. 金利の決定と金融政策Ⅰ(貨幣需要,貨幣供給)
8. 金利の決定と金融政策Ⅱ(金融緩和,金融引締め)
9. IS-LMモデルを用いた経済分析Ⅰ(財政政策の効果分析)
10. IS-LMモデルを用いた経済分析Ⅱ(金融政策の効果分析)
11. 開放経済における経済政策の効果
12. 経済成長とは
13. 経済が成長するメカニズムⅠ(ソロー・モデル)
14. 経済が成長するメカニズムⅡ(定常状態の分析)
15. 経済成長の要因分解
関連科目
マクロ経済学基礎Ⅰ,マクロ経済学,経済政策論基礎,経済政策論
準備学習等の指示
講義ノートをダウンロードして予習・復習を行うこと。
講義内容に関連した練習問題を配布するので取り組むこと。
講義の前後に必ず合計で4時間程度の予習・復習を行うこと。
教科書
教科書は使用しませんが,授業プリントと練習問題プリントをHUEナビに掲示するのでダウンロードしてください。
参考文献
N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学Ⅱマクロ編(第4版)』東洋経済新報社,2019年。
家森信善『マクロ経済学の基礎(第2版)』中央経済社,2021年。
平口良司,稲葉大『マクロ経済学ー入門の「一歩前」から応用まで(新版)』有斐閣,2020年。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
レポート40%,定期試験60%で評価する。
実務経験と授業との関連
なし。
備考
なし。