シラバス情報

科目名
チームビルディング
授業コード
26051
担当者名
芳地 泰幸
単位数
1.00単位
配当年次
2年
開講学期
2022年度前期
教職免許種類

授業内容
 夏季の集中授業(4日間)として、様々な組織(スポーツチームや企業など)で導入されているチームビルディング・プログラムを学生自らが体験することを通して、自己理解と相互理解を深め、チームが成立していく過程やチームづくりに必要な要素などについて学びます。
 私たちの身の周りにある企業や学校、スポーツチームなどの組織体は人間の生活に不可欠で重要な要素を有しています。しかしながら、対立や軋轢によりチームがうまく機能しない、チームの和のもとに個性や創造性が埋没される、個人の恣意的行動によって秩序が乱れるなど、組織のパフォーマンスの低下や組織化の逆機能に陥る事例も少なくありません。個性が活きるチームとは?個人と組織を活性化し、更なる成長を実現するために大切なこととは?本授業では、実際にチームビルディング・プログラムを体験することを通して、チーム作りのプロセスや組織開発に関する基礎的知識、ノウハウを学びます。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
 本授業では、交流分析理論に基づくチームビルディング・プログラムを体験的に学習することで、①自己理解をより一層深めて集団や組織の中で自分の持ち味を今まで以上に活かせるようになる、②組織の活性化やチームづくり、組織開発に向けた基礎的な知識やノウハウを習得し、学生自らが活かすことができるようなることを到達目標として設定しています。

【身につく力】
 「リーダーシップ」「コミュニケーション能力」「協働して成し遂げる力」「知識・理解」
授業計画
本授業は演習(体験型学習)を中心とします。

第1回 ・オリエンテーション(本授業の目的確認、授業の進め方などの説明)
第2回 ・アイスブレイク(自己概念の明確化、学習スタイル、記者会見)
第3回 ・実習Ⅰ「総当たりインタビュー」/小講義「チームって何?」
第4回 ・実習Ⅱ「サバイバル」/小まとめ

第5回 ・実習Ⅲ「朝刊に間に合わせろ」
第6回 ・実習Ⅳ「対人コミュニケーション」 /小講義「コミュニケーションについて」
第7回 ・交流分析の基礎(自我状態、交流パターン)
第8回 ・交流分析の基礎(ストローク、ライフポジション) /小まとめ

第9回 ・実習Ⅴ「The Last Game」
第10回・実習Ⅵ「チームワーク・リーダーシップ」
第11回・小講義「リーダーシップについて」
第12回・個人ワーク「アクションプランの作成」

第13回 ・実習Ⅶ(クルーザー物語)
第14回 ・アクションプランの相互検討(シェアリング)
第15回 ・プレゼントカード/全体的まとめ 
関連科目
チームマネジメント、スポーツ組織論、スポーツ指導法演習、スポーツ心理学、スポーツコーチング論、レクリエーションスポーツ論、レクリエーションスポーツ実習Ⅰ(ゲーム)
準備学習等の指示
適宜、事前事後学習に関わる課題を提示します。
特に、実習で用いた専門用語を理解するために事後学習を行いましょう(30分以上必要)。
教科書
特に定めない(使用する予定はありません)。必要な資料は授業時に配布します。
参考文献
北森義明著『組織が活きるチームビルディング』東洋経済新報社、2008年
中原淳・中村和彦著『組織開発の探求-理論に学び実践に活かす』ダイヤモンド社、2018年
※その他の参考文献や資料については授業内で適宜、紹介(配布)します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
全出席者を評価の対象とします(特別な事情がない限り、遅刻、欠席、早退は認めません)。
その上で、①授業への取り組み姿勢、②授業毎のまとめ(ふりかえり)、③最終レポートを総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
本科目の各授業は綿密に計画された連続性を有するため、遅刻、欠席、早退は特別な事情がない限り認めません。
受講者数が4名以下の場合は開講しません。