シラバス情報

科目名
西洋経済史特論Ⅱ
授業コード
71015
担当者名
末広 菜穂子
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類
高校専修(地理歴史)

授業内容
西洋経済史特論では、ヨーロッパ経済の発展の歴史とその特徴を理解するために、中世から近代の時代変化を長期的に見据えながら、それぞれの時代の経済状況、社会条件に焦点を当て、近代ヨーロッパの経済的繁栄の基礎がいかに築かれたのか、また他の社会と比較してヨーロッパの経済発展の特徴は何であるのかを論究していきます。西洋経済史特論Ⅱでは近代のヨーロッパを取り上げます。この時代における諸産業の発展を検討し、特にイギリスにおける産業革命の例に焦点を当て、工業化を引き起こした要因と工業化による経済的・社会的影響をその中心的テーマとします。 講義は講義形式に受講者の研究報告を交えた形で行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.産業革命の時代背景について理解し、説明できるようにします
2.産業革命の経緯について理解し、説明できるようにします
3.上記1.2.を踏まえ、産業革命の要因・結果・影響について論考できるようにします 
授業計画
第 1 回 工業化とは
第 2 回 近代ヨーロッパにおける工業化への始動 
第 3 回 工業化の要因:農業     
第 4 回 農業の発達
第 5 回 工業化の要因:商業
第 6 回 商業と海外進出
第 7 回 工業化の要因:工業技術
第 8 回 工業技術の発展
第 9 回 工業化の要因:資本と資本家
第10回 資本家と企業
第11回 工業化の諸影響
第12回 社会的影響
第13回 生活への影響
第14回 工業化の展開
第15回 近代における経済発展の総括 
関連科目
日本経済史特論Ⅰ、日本経済史特論Ⅱ、東洋経済史特論Ⅰ、東洋経済史特論Ⅱ
準備学習等の指示
テキストを受講者に報告をしてもらいながら、授業を進める予定です。
基本的なヨーロッパ史の流れについてあらかじめよく勉強し,報告担当時にはレジメを準備して下さい。
授業中、英語・日本語の参考文献を指示しますので、それについてレポートをまとめるなど予習・復習をしてください。 
教科書
Carlo.M.Cipolla, Before the Industrial Revolution,1976 London および、クロード・フォーラン『産業革命とは何か』1981年 晃洋書房 をテキストとして用います。 
参考文献
授業中に適宜指示します。 
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の発表内容・レポート、期末提出レポートを、総合的に評価します。 
実務経験と授業との関連
なし
備考