シラバス情報

科目名
情報処理基礎
授業コード
24003
担当者名
田中 章司郎
副題
情報処理の基本を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
めまぐるしく変化しているITの世界ですが,その根底となる考え方は従来とあまり変わりません。この授業科目では,このディジタルな世界を形成する基盤を,実際の現在の応用例から初めて,逆にさかのぼる形で理解していきます。また経済学部の学生として必要な,産業連関表の計算についても学びます。理解度を練習問題などで確認しながら授業を進めますので,シラバスの内容が変更になることがあります。練習問題・レポートの解答例と解説は,その授業,または次回の授業の冒頭で行います。また,2021年度の1年生からノートパソコンが必携になりましたので,無料アプリを使用して実際の計算などを行います(授業計画内#NotePC)。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
次の項目を目標とします。
(1) いろいろな関係を行列で定式化できる
(2) 行列の計算ができる
(3) データ解析システムRを利用できる
(4) 整数,浮動小数点数と文字のコンピュータ内部での表現を理解している
(5) 一般的言語処理系の整数,浮動小数点数と文字の扱いを理解している
【身につく力】「問題解決力」,「論理的思考力・分析力」
授業計画
1. Google PageRankに見る行列による問題の設定と定式化
2. ノードの接続関係と行列
3. 隣接行列と接続行列によるグラフの記述
4. 行列と線形代数
5. 行列の計算(1) − 加減算,乗算
6. 行列の計算(2) − 行列式と逆行列
7. 行列の計算(3) − 産業連関表とレオンチェフの方程式
8. データ解析システムR Portableの利用 #NotePC
9. 集中的練習問題
10. コンピュータ内部の数値と文字の表現,16進数表記法 #NotePC
11. 位取り記数法,n進数の定義,n進10進変換
12. 10進2進変換,2進10進変換 #NotePC
13. 符号あり整数,符号なし整数,2の補数表現,浮動小数点数
14. 一般的言語処理系による数値と文字の扱い,型変換 #NotePC
15. 集中的練習問題
関連科目
本講義を履修するにあたっては,予めコンピュータ入門を履修しておくことが望ましい。
準備学習等の指示
練習問題をするので,きちんと解いて理解しておきましょう。わからなければ次回講義時間に質問してください。毎回約60分以上は予習・復習に時間をかけましょう。 
教科書
教科書の指定はありません。Webアドレスなど必要な情報は,授業で助言します。
参考文献
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
到達目標について,レポート・練習問題(10%),定期試験(90%)により評価します。定期試験は,参照可,電卓持込可で実施します。授業中に注意しても,私語,スマートフォンのゲームをやめないなど,受講マナーを守れない学生は,以後の出席を認めないか,減点しましす。
実務経験と授業との関連
備考