シラバス情報

科目名
プレゼミ メ(阿部純)
授業コード
41258
担当者名
阿部 純
授業題目
90年代のメディア文化と現代とを比較する
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年

授業概要・授業計画
【概要】
 本ゼミでは、現代のメディア文化を読み解くために必要な視座について、主に文献の輪読を通して学んでいきます。ゼミの前半では、音楽、テレビと動画、ファッション、ゲーム、スポーツ観戦などのテーマについて、どのような理論のもとに、どのような文化や歴史がすでに語られているのかをグループ発表を通じて共有します。その上で後半に入ってからは、自分たちの身の回りに目を向け、これらのテーマについて自分たちで語り直す作業として調査・分析を行います。ゼミで得られた知見や考察を「ゼミ誌」のかたちに落とし込むところまで進めていきます。

【目標】
・メディア文化の基礎となる理論を修得し、自身のメディア文化経験をそれらの言葉を使って説明できるようになること。

【身につく力】
「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「斬新な発想をする力」

【授業計画】
第1回 オリエンテーション
第2回 90年代文化論

第3回 音楽:CDから体験へ
第4回 ファッション:身体表現
第5回 テレビと動画:ネットがテレビを乗り越えるまで
第6回 ゲーム:「バーチャル」から「日常」へ
第7回 スポーツ観戦:グローバル化・ローカル化・物語化

第8回 グループワーク:雑誌分析
第9回 雑誌分析に関する発表

第10回 ゼミ誌の制作(1):ゼミ誌の形の検討、調査計画
第11回 ゼミ誌の制作(2):考察内容の検証
第12回 ゼミ誌の制作(3):文章・写真作成
第13回 ゼミ誌の制作(4):誌面デザイン
第14回 ゼミ誌の制作(5):印刷
第15回 制作物の発表、講評、まとめ

(注)授業の内容および順序等は変更する場合もあります。

【準備学習等の指示】
 輪読では、取り上げる章に関する意見をゼミの前までにまとめてくることを課します。
 
教科書
高野光平・加島卓・飯田豊編著(2018)『現代文化への社会学 90年代と「いま」を比較する』北樹出版
活動予定
ゼミの後半では、調査・制作のために祝休日を利用したフィールドワークを行う可能性があります。
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度、努力と成果の度合い等による総合評価とします。 

選考方法
メディアビジネス学科からのプレゼミ選考説明会の後、選考(第1次〜第3次)します。 
履修条件
ゼミでは、議論への積極的な参加を求めますので、遅刻や私語は厳禁です。「授業計画」にあげたようなメディア文化について、詳しくなくてよいので、それらについて考えたり意見を交わしたりする時間が苦でなく楽しいという方を求めています。
オフィスアワー
【研究室の自由訪問時間】 月曜日の昼休み〜3時限(13:00-14:30) 
研究室訪問時は、事前にメールにて連絡をください。jn-abe@hue.ac.jpです。