シラバス情報

科目名
演習Ⅱ 済・営(餅川正雄)
授業コード
41533
担当者名
餅川 正雄
授業題目
税金入門
科目ナンバリング
単位数
6.00単位
配当年次
4年

授業概要・授業計画
 <授業の概要・目標>
このゼミは、「簿記会計」や「所得税」・「消費税」・「相続税」などの身近な税金について「租税法の内容」を考えるゼミです。要するに「税金の本質にアプローチする訓練」ということです。
最初は法律についてはあまり深入りしないで、税金とは何だろう?ということから考えます。それから、日本の租税制度と租税法を国民の立場から学んでいきます。例えば、平成元年から導入された日本の消費税をどのように理解すればいいのでしょうか。何も問題ないと言えるのでしょうか。所得税と消費税の関係はどう考えたらいいのでしょうか。他にも相続税は、なぜ課税されるのでしょうか? 誰が納税することになっているのでしょうか。問題点はどこにあるのでしょうか。
 具体的な授業計画は以下の通りです。学生は、1分が調べた内容や疑問点などをA4版で1枚の資料を作成して発表してもらう形になります。
 

<授業計画>

(1)論文を読む(第1回から第5回) *論文を読んでリサーチ・クエッションをつくり調べる段階
 5〜10本程度の論文を読んでもらいます。税金に関して疑問を感じた問題を具体的に調べて、各自
 で整理して「小論文」を作成してもらいます。
(2)論文の執筆(第6回から10回)*論文を書く段階
 小論文の内容について、ゼミの時間で発表してもらいます。質疑応答の内容を踏まえて、加筆・修
 正をします。最終的な成果物として5枚の小論文を書くことを課題とします。
(3) 論文の修正・追加(第11回から15回)*論文の完成段階
評価の観点は次の三点です。
 ① 理路整然とした構成で自分の見解を述べたものになっているか? 
 ② 先行研究を行い、 全体的に簡潔明瞭な論述になっているか?
 ③ 論点を明確にして客観的な証拠(エビデンス)を示しているか? 



教科書
ゼミで使用する教科書は、特に指定しません。毎回、論文などの資料を配付します。
活動予定
ゼミの中で人間関係を深めてもらう目的で、懇親会や昼食会を予定しています。
成績評価の方法
ゼミへの積極的な参加態度と提出された卒業論文の内容によって総合的に評価します。

選考方法
演習Ⅰに引き続き、履修してもらいます。
履修条件
演習Ⅰの単位を修得していることを条件とします。
特別な理由がなく欠席することはできません。欠席する場合は、必ずメールで連絡してください。
オフィスアワー
質問期間 下記のメールで随時受け付けます。
 E-Mail : m.mochi1152@hue.ac.jp