シラバス情報

科目名
日本史Ⅱ
授業コード
14022
担当者名
濵田 敏彦
副題
日本近代・現代社会の構造と特質
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)

授業内容
この授業では、日本史(近世後期〜近現代)における歴史的な諸特質について、社会や文化を中心に概説します。
日本史におけるある時点の「常識」(たとえば教科書の記述などがそれにあたります)は、歴史研究の進展などによって非(否)「常識」へと変化したケースが多々あります。そのような歴史研究の新しい成果をふまえ、本講義では近世後期から近現代の日本の特色を示すテーマを選択しつつ多面的に考察し、歴史意識と現代的課題への理解力を養成することを目的としています。
また、毎回授業の最後に確認チェックを実施し、次週の授業の冒頭で簡単に解答・解説を行います。 
なお、本講義は、日本史Ⅰ内容とは異なります。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
 1)日本の歴史(近世後期〜近現代)を素材に、さまざまな歴史的なテーマについて知識を身につけることができます。
(2)歴史的思考力や論理的思考力を身につけることができます。
(3)「国際社会」における日本のあり方を考える力を身につけることができます。

【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」
授業計画
第1回:江戸時代における「三行半」の意味と意義
第2回:開国と幕末・維新期政治過程
第3回:岩倉使節団とその意義
第4回:近代化と「衛生」について
第5回:日本人と「衛生観念」
第6回:近現代の天皇制
第7回:近代学校制度とその特色
第8回:日清戦争
第9回:日露戦争
第10回:近代における北海道と沖縄
第11回:第一次世界大戦と日本
第12回:近代の女性史
第13回:政党政治の成立と崩壊
第14回:ワシントン体制の成立・崩壊と戦争への道
第15回:高度経済成長期の「光と陰」
※授業の内容や順番は、進捗状況によって変更する場合があります。
※授業内では、発問をしたりしながら、授業の「ふりかえり」を行なったりして、双方向の形態をとっていきます。
※授業の資料配付や情報の収集でパソコンを使用する場合があります。
関連科目
日本史Ⅰ
準備学習等の指示
毎回の授業テーマについて、事前に参考文献にあげた書籍を読んだり、事後に授業で使用したプリントを復習してください(概ね60分以上の予習・復習時間をかけるようにしましょう)。  
教科書
とくに使用しません。毎回、レジュメ・資料等のプリントを配布して授業を進めます。
DVDおよびビデオの視聴覚機器を使用する場合があります。
参考文献
『日本の歴史』00〜25巻 講談社
『日本の歴史』1〜16巻 小学館
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験の結果(70%)、課題等の提出(20%)および平常の出席および授業参加状況(10%)により評価します。なお、11回以上出席した場合、1回あたり2点を加点します。ただし、定期試験の受験には、原則として総授業回数の3分の2以上の出席回数を満たすことが必要です。 
実務経験と授業との関連
備考
「暗記中心の日本史」ではなく、さまざまなテーマを深く掘り下げて多角的に考えていきましょう。
なお、授業中の私語、飲食、携帯電話の使用などは厳禁です。また、新型コロナウイルス感染症対策もしっかりとってください。