シラバス情報

科目名
音声メディア論
授業コード
25006
担当者名
後藤 心平
副題
音声メディアの歴史と文化
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度前期
教職免許種類

授業内容
コロナ禍、屋内で過ごす時間が長くなり、ラジオの聴取時間が増えたり、音声を配信できるプラットフォームや音声によるSNSが人気を集めたりしています。本授業では、音声メディアの歴史と文化を座学で学ぶだけでなく、音声メディアを理解するために、音声だけでどれだけ表現できるのか、実際にラジオCMを制作のプロセス(原稿執筆まで)を体験します。また、音声表現のひとつである日本語によるアナウンスメントの基礎として、呼吸・発声・発音の仕組みを理論的に学びます。その上で、様々な種類の原稿を読み、アクセントや表現技術も学びます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業は、音声メディアの歴史と文化についての正確な知識を理解し、音声メディアの社会や生活における役割を考えて音声メディアで上手に表現できるようになることを目標とします。

【身につく力】「知識・理解」 「プレゼンテーション能力」「コミュニケーション能力」
授業計画
第1回:本講義の概要
第2回:ラジオCMで学ぶ音声表現
第3回:ラジオCM制作①企画立案
第4回:ラジオCM制作②原稿執筆
第5回:ラジオCM制作③原稿完成
第6回:ラジオCM制作④プレゼンテーション
第7回:音声メディアの歴史と文化①蓄音機、レコード
第8回:音声メディアの歴史と文化②カセットテープ、CD
第9回:音声メディアの歴史と文化③インターネット
第10回:日本語による音声表現①呼吸、発声、発音の仕組み
第11回:日本語による音声表現②アクセント
第12回:日本語による音声表現③表現技術
第13回:日本語による音声表現④実践:原稿読み
第14回:日本語による音声表現⑤実践:フリートーク
第15回:本講義のまとめと定期試験について

※ラジオCM制作をする第3回〜第6回まではパソコンを持参してもらいます
関連科目
メディア論、CM制作、ラジオ番組制作
準備学習等の指示
必要に応じて、次の授業までの課題を設けます。要する時間は30分〜60分です。
教科書
教科書はありませんが、資料を授業で配布します。
参考文献
ラジオのこちら側で/ピーター・バラカン、岩波新書、定価836円
NHKアナウンス・セミナー—放送の現場から (新版)/NHKアナウンス・セミナー編集委員会(編)、NHK出版、定価2,200円
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)参加度〔30%〕
(2)制作物〔10%〕
(3)試験〔60%〕
実務経験と授業との関連
放送業界での25年の実務経験を活かし、放送メディアの最新の状況も交えて解説します。
備考