シラバス情報

科目名
演習Ⅰ (岡田斎)
授業コード
41317
担当者名
岡田 斎
授業題目
企業と社会との関係について学ぶ
科目ナンバリング
単位数
4.00単位
配当年次
3年

授業概要・授業計画
【授業概要】
この演習では、企業と社会との関係を考えます。企業は社会でその存在の意義を認められないと、事業の継続が困難になります。企業が社会にその存在意義を認められるために、様々な方法で情報を発信しています。
たとえば、アニュアルレポートや、環境報告書・CSR報告書などのサステナビリティ報告書を発行し、社会とのコミュニケーションを築いています。
一方、現在、地球温暖化をはじめ、持続可能な社会を実現するための様々な問題がクローズアップされています。そして、このような社会課題に企業も向き合うことが求められているのです。

このゼミでは、
・社会は企業に何を求めているのか
・それに対して企業はどのような情報を社会に発信しているのか
・その情報は社会が求めるニーズを満足しているか
・社会に認められる企業とは
などを研究します。

就職を控えた皆さんにとって、就職先は社会から尊敬される企業でありたいと思うはずです。小さくても社会から尊敬される企業とはどのようなものか。きっと、興味がわくと思います。また、家業を継ぐ予定の人は、このゼミで企業に関するテーマ勉強し、将来の経営者としての基礎的な素養を身に着けることを特にお勧めします。さらに、このゼミでは卒業論文の作成に強く力を入れています。問いの立て方、資料収集、考察、結論の導き方までの論理的思考能力のみならず、きちんとした論文を執筆する文書作成能力を身に付けることで、社会に出ても皆さん方の強力な強みとして活かせると思います。


【授業計画】
前期は、持続可能な社会とは、現在の社会課題は何か、などについて、皆さんと考えます。その後、希望する業界や企業の調査をグループで行い、その成果を発表していただきます。後期は、引き続き業界や企業の研究を個人で行っていただき、その成果を発表していただきます。そして、次年度から始まる卒業論文のテーマについても考え始めます。
ゼミでは、調査の進め方、レポートの書き方、発表の仕方、レポートと論文との相違などについて指導するとともに、ディスカッションを重視します。このプロセスを通じて、研究とはどのようなものかということについて理解を深めてほしいと思います。また、工場見学や、優良企業のサステナビリティ報告書の作成部門の方をゼミに招き、お話を聞く機会も持ちたいと思います。過去には、他大学と成風館で合同合宿を行い、親睦を深めることもしています。
受講者が社会と企業の関係の本質を理解するとともに、就職をイメージして自らが社会から尊敬される企業を考えることができること、また、論理的思考能力を身に付け、さらに、それを文書化する能力を身に付けることを到達目標とします。
教科書
企業のサステナビリティ報告書をテキストとして使用します。また、必要に応じてプリントを配布します。
活動予定
第1回目のゼミにて、ゼミ役員(CEO、CFO、CPOなど)を選出します。
4〜5月:親睦会(コロナ禍が解消すれば)
8〜9月:企業訪問(同上)
10〜12月:図書館文献ガイダンス
コロナ禍が解消すれば、合宿、飲み会、その他を考えたいと思います。これらについては皆さんと協議して決めたいと思います。できるだけ皆さんの自主性、要望を取り入れたいと思います。 
成績評価の方法
評価はゼミでの平常の出席状況と受講態度を最重視するとともに、グループ発表、ゼミ活動への貢献、レポートの内容などを総合的に行ないます。 

選考方法
【第1次】
選考方法:【面接で行う。】登録希望願を提出のこと。
選考日時:
11月24日(水) 8:30〜10:00、12:30〜14:15
11月25日(木) 10:45〜16:00
11月26日(金) 8:30〜10:00
場所:岡田研究室(3号館3階319号室)

【第2次】
選考方法::【面接で行う。】登録希望願を提出のこと。
選考日時:
12月9日(木) 10:45〜15:00
12月10日(金) 8:30〜10:00
場所:岡田研究室(3号館3階319号室)
【連絡先】
面談は、必ずメールでアポイントを取ること。
ht.oka0258@hue.ac.jp
メールを送る際は、件名を「演習の面接について」とし、本文中に必ず学籍番号と氏名を記入すること。
履修条件
1. 遅刻・欠席
無届欠席は無論のこと、遅刻も認めません。ゼミは、全員参加して、議論することに意義があります。
2. 意欲
ゼミは、自主性が重視されます。皆さんが作り上げるものです。自主性のある学生を希望します。
3. 協調性
ゼミの仲間と協調し、お互いの人格を尊重してお互いを高めていける仲間になれる学生を希望します。また、個人の企業調査はゼミ以外の時間を活用して行ってもらいますので、調査に支障をきたさない学生を希望します。
4. ゼミ行事
コロナ禍が収束すれば、懇親会、企業見学、合宿などのゼミ行事を考えたいと思います。これらの行事には、原則として、全員参加すること。なお、ゼミ行事は学生が主体的に計画し、実行することとします。
5. ゼミ諸経費
ゼミの経費は、親睦会、企業見学の旅費、合宿等に係る経費があります。 
オフィスアワー
オフィスアワーは水曜日3限です。研究室自由訪問は、11月17日(水)の3限とします。