シラバス情報

科目名
経済学史
授業コード
21020
担当者名
林 直樹
副題
アダム・スミスからケインズまで
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2022年度前期
教職免許種類

授業内容
経済学の形成過程を歴史的に学びます。経済学は様々な学問領域から成り立っており、それらが相互にどう関連しているかが、時に見えにくくなる場合があります。この授業では、現代経済学の立体的な見取図を描き出すことで、経済学をよく分かりやすく理解することを目指します。具体的に取り上げるのは、17世紀から20世紀までの西欧の経済学者たちと、その経済思想です。

なお、毎回の授業後に問いを出し、それに答えるかたちの「コメントシート」提出を求めます。用紙を使うのではなく、ポータルサイトのアンケート回答機能を用いて電子版を提出してもらいます。コメントシートの問いは定期試験にも役立ちますので、翌回以降に必ず解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
目標1:経済学者の人物像と、彼らを生み出した歴史的社会的背景に関する知識を習得する。
目標2:各経済学者の理論と思想に即して、現代経済学の成立過程を論理的に把握する。
身につく力:「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「斬新な発想をする力」
授業計画
第01回 経済学史とはなにか
第02回 ロー・システム
第03回 ケネー「経済表」
第04回 貨幣数量説
第05回 スミス『道徳感情論』
第06回 スミス『国富論』
第07回 リカードの自由貿易論
第08回 マルサスの保護貿易論
第09回 経済学批判
第10回 限界革命
第11回 冷静な頭脳と温かい心
第12回 無差別曲線
第13回 オーストリア学派
第14回 自由放任の終焉
第15回 ケインズ革命
関連科目
ミクロ経済学基礎、マクロ経済学基礎、経済史基礎
準備学習等の指示
毎回の復習に力を入れること。回を追うごとに必要な知識が増えていきますので、前の回の理解を疎かにすると後の回が苦しくなります。復習には毎回1時間程度をかけるようにしてください。
教科書
使用しません(授業レジュメを配布します)
参考文献
適宜指示します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験結果(70%)に、毎回のコメントシート提出状況(30%)を加味し、総合的に評価します。
詳しくは初回にお話しします。
実務経験と授業との関連
備考
レジュメ・板書・口頭説明の組み合わせによって授業を進めます(万一オンライン授業になった場合にはTeamsを利用します)。いずれにせよ知識量は多いでしょうが、毎回のコメントシートに質問事項を書けるようにしますので、分からない点や要望などありましたら遠慮なく知らせてください。
広経大の図書館は充実しています。コロナ禍の中ではありますが、ぜひ積極的に訪れてください。