シラバス情報

科目名
スポーツマーケティング論
授業コード
26005
担当者名
林 和夫
副題
スポーツをプロデュースする
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
本講では、スポーツマーケティングの基礎をしつかり身につけ、そのうえで、スポーツビジネスが「感動産業」であることを理解してもらいます。また「成長産業」であるスポーツビジネスを活性化するうえで、有力なツールであることをグローバルな対比の中で、解説いたします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
今世紀に入り、スポーツはますます盛んになり、今ではアジアやアフリカでも経済発展と相まって、スポーツが人々の日常生活に入り込んでいます。またワールドカップやオリンピックの2大メガスポーツイベントは、グローバルなTVの発展を背景に、今では全世界が楽しむことができるまでになりました。このスポーツの世紀にそれを支えるスポーツマーケティングの基礎を学んでもらいます。
 また私自身が20年超に渡り培って来た、ワールドカップやオリンピックの様々な現場での経験も学生諸君に伝えます。スポーツの力を信じ、スポーツで世界の平和を実現しようという、志を共有できる学生を歓迎いたします。
 プレゼミ、演習Ⅰで林ゼミを希望する場合は、履修して熱心に学習することをお勧めします。

【身につく力】「知識・理解」  「コミュニケーション能力」
授業計画
第1回:オリエンテーション
第2回:マーケティングとは? その変化と発展
第3回:スポーツマーケティングの誕生と変遷
第4回:1984ロスオリンピック、商業化とTOPスポンサーシップの誕生
第5回:adidasのマーケティング、電通とのJV,ISLの誕生
第6回:Nikeの誕生と今、スポーツ・スポンサーシップの現状と将来像
第7回:外部講師による特別授業
第8回:2020東京オリンピックのマーケティングと成果および今後の課題、Rugby World Cup Japanの成功と将来
第9回:大相撲、プロゴルフ、プロテニスなどのスポーツビジネス概略
第10回:FIFAワールドカップのマーケティング(歴史と現状)
第11回:UEFA(欧州サッカー連盟)のマーケティング、欧州5大国サッカーリーグ比較
第12回:米国におけるスポーツエンタテインメント産業
第13回:米国学生スポーツ(NCAA)のマーケティング、日本スポーツビジネスの将来性
第14回:スポーツ・スポンサーシップのケーススタディー, TV放映権ビジネスとは
第15回:まとめ

最新のトピックスを取り上げるため、授業内容および順序は変更することがあります。
関連科目
関連科目 イベント論、スポーツ経営学、スポーツ産業論
準備学習等の指示
①下記の参考文献を事前に読んでください。
② 「自ら調べ、自ら考える」 を常に心がけてください。

広くグローバルなスポーツの話題や企業のマーケティング活動に関心を持ち、Media,Net等を通じて知識を習得してください。スポーツ先進国である、米国・欧州関連では、英語で記述された価値ある情報も多いため、継続的な英語学習、TOEIC受験等を通じて英語力の向上が必要と考えます。

全体に毎週復習を30分実施して、自分なりの課題の整理と論理の構築にトライしてください。
教科書
参考文献
「スポーツイベントのマーケティング.」 間宮聰夫・野川春夫編著、市村出版. 
「マーケティング視点のスポーツ戦略」 海老塚修著、創文企画. 
「オリンピックはなぜ世界最大のイベントに成長したのか」マイケル・ペイン著、グランドライン
「Jリーグのマネージメント」 広瀬 一郎、東洋経済新報社
「プロのためのスポーツマーケティング」 広瀬 一郎、電通
「スポーツマーケティング」 原田 宗彦・藤本 淳也・松岡 宏高 共著、大修館書店
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験を60%、出席状況,受講態度,レポートの内容を40%として総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
(株)電通のスポーツマーケティング関連部門に25年以上在籍。その間に、スイス(ISL Marketing 出向)、英国London(電通スポーツヨーロッパ)での2度の海外勤務を経験している。FIFAワールドカップ(1990 -2014の7大会連続)、EURO(ヨーロッパサッカー選手権)、UEFAチャンピオンズリーグ、IAAF世界陸上、FINA世界水泳、アジア大会、IOCオリンピック大会、トヨタカップ、FIFAクラブワールドカップ、日本サッカー協会、Jリーグなど主にグローバルなメガスポーツイベントのスポンサーシップ、TV放映権、ライセンシング、イベントオペレーションに実務として携わりました。授業では、こうした実際の現場体験を基盤として、現実味のある授業を志します。
備考
私語と飲食,および睡眠は禁止します。 このような行為があり、忠告に従わない場合は退出を要請します。