シラバス情報

科目名
不動産実務法務Ⅲ
授業コード
33009
担当者名
河口 忠史
副題
不動産の法令上の制限・取引にかかる税や評価その他(もう3点UP)
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2022年度前期
教職免許種類

授業内容
不動産実務法務Ⅰ・Ⅱ・Ⅲでは、毎年10月に行われる宅地建物取引士資格試験
(通称、宅建士試験)に向けて、試験合格を目指すための授業を行います。

宅建士は不動産業界では必須の国家資格といわれ、関連する建設業界や金融業界
などでも評価されるので、履歴書に書いて就活のアピールに活用できます。

実務法務のⅡ・Ⅲは前期に実施され、実務法務Ⅰは後期に実施されます。
この3科目全部で試験範囲の全体をカバーしますが、各科目の内容は、
重複なく独立していて、どの科目からでも、一部の科目だけでも
受講して、資格試験に準備することができます。
問題演習については、授業内でまとまった演習時間を取りませんので、
別に有償で頒布する問題集を使った自主的な自宅学習となります。

モデル履修計画
 (後期にⅠを履修)→(前期にⅡ、Ⅲを履修)→10月に宅建士試験を受験
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」「チャレンジする力」

実務法務Ⅲでは、3分野の内の「法令上の制限、税・その他」分野を学びます。
この分野では、不動産ビジネスに深くかかわる規制法や税金などを学びます。

他分野と比べて雑多なテーマの集まりで、後回しにされがちな分野でもあります。
宅建士本試験での得点力アップのため、要点を抑えた理解を目指します。

さらに、国家資格である宅地建物取引士資格試験に向けて、
資格取得に必要な知識の理解と獲得を目指します。
授業計画
テキストに従って目次の順に全範囲を学習していきます。
第 1回 ガイダンス、都市計画法
・都市計画区域の指定など
第 2回 都市計画法
・区域区分、開発行為など
第 3回 都市計画法
・開発許可制度・都市計画事業制限など
第 4回 建築基準法
・用途規制など
第 5回 建築基準法
・防火規制など
第 6回 建築基準法
・道路規制、建ぺい率など
第 7回 建築基準法
・その他の規制、建築確認制度
第 8回 国土利用計画法
・不動産取引の事後届出制
第 9回 農地法
・農地売買の許可制
第10回 宅地造成等規制法、土地区画整理法
・土地造成の許可制、区画整理の仕組み
第11回 その他の制限、地価公示法
・その他規制法、公示地価
第12回 不動産鑑定評価基準
・不動産価格の評価手法
第13回 不動産の税金
・不動産取得税、固定資産税、所得税など
第14回 住宅金融支援機構法
・住宅金融支援機構の業務
第15回 景品表示法、土地、建物
・景表法による規制、土地、建物の構造と特徴
関連科目
・不動産実務法務Ⅰ(後期) 不動産の売買契約、賃貸借契約
・不動産実務法務Ⅱ(前期) 宅地建物取引業法(不動産業の規制法)
・不動産実務法務Ⅲ(前期) 不動産にかかる法令上の制限、不動産の税金

それぞれの内容は独立しているので、どれからでも始めることができます。
モデル履修計画
 (後期にⅠを履修)→(前期にⅡ、Ⅲを履修)→10月に宅建士試験を受験
準備学習等の指示
基本的に、予習は不要です。予定項目の目次に目を通しておく程度で十分です。
逆に、復習はしっかりしてください。
目安としては、授業と同じ時間(1時間半)位をかけて復習し、
関連する本試験問題を、頒布する問題集で解いて自習します。
教科書
1.テキスト: 「2022出る順宅建 合格テキスト (3)法令上の制限・税・その他」 ※1
2.問題集 : 「2022出る順宅建 ウォーク問 本試験問題集 (3)法令上の制限・税・その他」(別売) ※2

※1のテキストは、無料で講義内で配付します。
※2の問題集は、別途ご購入が必要です。(税込1,800円程度)
講義内でお振込用紙を配布します。
振込方法・購入期限などの詳細につきましては、第1回目の講義時にご案内します。
参考文献
なし
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
評価割合は、定期試験70%、小テスト30%とします。

実務法務Ⅱの小テスト回数は、全8回、下記内容で実施します。

実務法務2(宅建業法)- 小テスト8回
第01回 宅建業の意味、事務所
第02回 免許
第03回 事務所外の規制、宅建士
第04回 営業保証金、弁済業務保証金
第05回 媒介契約、広告等の規制、業務の規制
第06回 重要事項の説明、37条書面
第07回 自ら売主規制
第08回 報酬額の制限、監督・罰則

開始は、講義の後半辺りから実施とします。
実施の際は、授業内および HUENAVIのメールで告知します。
実務経験と授業との関連
備考
宅地建物取引士資格試験
【実施団体】 (財)不動産適正取引推進機構 http://www.retio.or.jp/
【受験資格】 特になし (実務経験は不要)
【受験料】 7,000円 (※2021年度)

大まかな例年のスケジュール
【要綱発表】6月(官報および上記のURLにて)
【受験申込】7月
【試験日】 10月第3日曜日
【合格発表】11月末から12月初頃

なお、上記のURLで、過去の本試験問題を見ることができます。