シラバス情報

科目名
日本の歴史Ⅱ a
授業コード
15003
担当者名
濵田 敏彦
副題
近世〜近代前期の日本
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度前期
教職免許種類

授業内容
(1)私たちがいま生きている日本社会は、過去(歴史)の上に成り立っており、それらを学ぶことで現代国際社会(日本を含む)を生きるために必要な歴史的思考力が身につきます。この授業の目的は、江戸時代から明治時代前期の政治・外交・社会の基本的な歴史的出来事や特色、それらの歴史的背景を理解して説明できるようになることです。
(1)この日本の歴史Ⅱの授業は、日本の歴史Ⅰの時代的段階を踏まえつつ、日本の歴史Ⅲの時代的段階につながる講義となります。日本の歴史Ⅰ、日本の歴史Ⅲとあわせて履修するようにしてください。
(3)授業の最後に確認チェックを実施することがあります。その場合は次週の授業の冒頭で簡単に解答・解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
(1)国際社会における日本人として必要な教養を身につけ、それを説明できるようになります。
(2)新資料の発見や歴史研究の進展などによって新たに指摘されている視点を深く学び、歴史的な思考力を身につけます。
(3)多角的な視点でものごとをみることができるようになります。

【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」
授業計画
第 1 回 幕藩体制の成立 ーなぜ、徳川家康は江戸幕府を開設したのか?その意義は?ー
第 2 回 江戸幕府と鎖国・島原の乱 ーなぜ、江戸幕府は「鎖国」をしたのか?「鎖国」の実態はどのようなものなのか?−
第 3 回 幕政の安定 −なぜ、5代将軍徳川綱吉は「生類憐れみの令」を出したのか?ー
第 4回 江戸時代の幕府と朝廷 −江戸時代の天皇はどのような役割を果たしていたのか?−
第 5 回 江戸時代の社会(1)−江戸時代の身分社会の実態や刑罰はどのようなものだったのか?ー
第 6 回 江戸時代の社会(2)ー江戸時代の村や人々の暮らしはどのようなものだったのか?−
第 7 回 江戸時代の幕政改革(1)−なぜ、8代将軍・徳川吉宗は享保の改革を行ったのか?その実態は?ー
第 8 回 江戸時代の幕政改革(2)−なぜ、老中・田沼意次は「ワイロ」政治家といわれるのか?それは本当なのか?一
第 9 回 江戸時代の文化 −江戸時代の「伝統文化」の「クールな魅力」は何なのか?−
第10回 列強の接近と幕政の衰退 −19世紀前後の欧米列強の接近は幕府にどのような影響をあたえたのか?−
第11回 開国と幕末の動乱 −ペリー来航から始まる幕末の「政治ドラマ」はどのようなものだったのか?
第12回 明治維新 −明治維新によって日本はどのような「近代国家」を目指したのか?−
第13回 文明開化の特色 −明治維新によって人々の生活はどのように変わったのか?−
第14回 自由民権運動と立憲政治の成立 −なぜ人々は選挙権を求めて立ち上がったのか?−
第15回 総括 −江戸時代から明治初期の日本のあり方とこれからの日本ー

※授業内容や順番については、進捗状況によって変更する場合があります。
※授業内では、発問をしたりしながら、授業の「ふりかえり」を行なったりして、双方向の形態をとります。
※授業の資料配付や情報の収集でパソコンを使用する場合があります(事前に予告します)。
関連科目
本講義を履修する学生の皆さんは、できるだけ日本の歴史Ⅰ・日本の歴史Ⅲを履修するよう心掛けてください。
準備学習等の指示
毎回の授業テーマについて、事前に参考文献にあげた書籍を読んだり、事後に授業で使用したプリントを復習してください(概ね60分以上の予習・復習時間をかけるようにしましょう)。
教科書
とくに使用しません。毎回、レジュメ・資料等のプリントを配布して授業を進めます。
DVDおよびビデオの視聴覚機器を使用する場合があります。
参考文献
竹内誠他編『教養の日本史』(東京大学出版会)
五味文彦・鳥海靖編『もういちど読む山川日本史』山川出版社
『日本の歴史』00〜25巻 講談社
『日本の歴史』1〜16巻 小学館
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験の結果(70%)、課題等の提出(20%)および平常の出席および授業参加状況(10%)により評価します。なお、11回以上出席した場合、1回あたり2点を加点します。ただし、定期試験の受験には、原則として総授業回数の3分の2以上の出席回数を満たすことが必要です。
実務経験と授業との関連
備考
受講心得:授業中の私語・飲食、携帯電話の使用は厳禁です。なた、新型コロナウイルス感染対策もきちんととってください。