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 教員名 : 河野 弥生 
						
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					 科目名 
							日本の政治 a 
							授業コード 
							15013 
							担当者名 
							河野 弥生 
							単位数 
							2.00単位 
							配当年次 
							1年 
							開講学期 
							2022年度前期 
							教職免許種類 
							授業内容 
							戦後日本の政治史から、現在の日本がいかに形成されてきたのかを考えます。戦後史において必ず言及される言葉に、「五五年体制」があります。1955年に始まる自民党の長期政権のもと、安定した戦後復興が進められた一方で、日本政治の主な特徴が作られ、根を下ろし、種々の弊害を生み出すことにもつながっていきました。授業は、五五年体制期を中心として、戦後から現代までの出来事を「通史的」に解説するかたちをとりながら、現在の私たちが直面する様々な問題の「起点」を意識したテーマに光を当てます。各回の内容は、時間の枠を超えて、その後の展開を追跡し、現代の問題へとどのようにつながるのかを考察するものとなります。 
							※毎回、小レポート(「今日の課題」への回答とコメント)を提出していただきます。その内容について、次回授業の冒頭で解説します。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							①日本における戦後政治の流れを説明できるようになること、 
							②政治報道のなかで常識のように語られる戦後の「出来事」について理解を深めること、 ③現在の私たちが直面する政治的な問題を戦後史の中に位置づけながら考察できるようになること、 以上の三点を目標とします。 【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画 
							第1回 戦後日本の政治史をどのようにとらえるか 
							第2回 敗戦・占領と新憲法の誕生 第3回 九条・安保体制の成立 第4回 五五年体制の成立と保革対立の構図 第5回 安保闘争と1968年論 第6回 沖縄返還と沖縄問題 第7回 高度経済成長と派閥政治の展開 第8回 新保守主義の潮流と「戦後政治の総決算」 第9回 五五年体制崩壊への道(1)−−消費税導入とリクルート事件 第10回 五五年体制崩壊への道(2)−−「国際貢献」と自衛隊の海外派遣問題 第11回 五五年体制崩壊への道(3)−−政治改革と「非自民」連立政権の誕生 第12回 五五年体制後の政界再編(1)−−「失われた十年」と保守二大政党化 第13回 五五年体制後の政界再編(2)−−小泉ブームと構造改革 第14回 五五年体制後の政界再編(3)−−政権交代とその後 第15回 授業をふりかえって 関連科目 
							なし 
							準備学習等の指示 
							・予習:「次回授業のキーワード」(毎回の授業で提示します)を事前に調べましょう。(45分) 
							・復習:「今日のポイント」(毎回の授業で提示します)に沿って、学修しましょう。(45分) 教科書 
							教科書は使用しません。資料プリントを配布します。  
							参考文献 
							・石川真澄・山口二郎『戦後政治史 第四版』岩波新書、2021年. 
							その他、 必要に応じて授業中に紹介します。 定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							以下を目安とし、総合的に判断します。 
							・定期試験:70% ・小レポート(「今日の課題」への回答とコメント):20% ・授業への参加姿勢(出席状況や積極的な発言など):10% 実務経験と授業との関連 
							なし 
							備考 
							授業を面白いと感じるために、見識を広めましょう。まずは新聞やテレビ、インターネットのサイトで「政治ニュース」を見ることから始めてください。その際、同時代に起きた出来事を、政治だけでなく経済・社会・文化のあらゆる面において把握するようにしてください。 
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