シラバス情報

科目名
副ゼミ (国際金融論特論)
授業コード
71093
担当者名
福居 信幸
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2022年度前期、2022年度後期
教職免許種類

授業内容
国際収支と資本移動、 為替レート決定の諸理論、開放経済の相互依存関係、 主要国の金融政策、国際通貨体制などのテーマに関する専門知識を習得しながら、国際金融の諸問題について、主に討論形式で授業を進めます。また、受講生の研究領域に応じて、国内外の専門文献を通読したり、実証データの集積・解析手法を学習したりします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
国際金融の諸問題を研究するのに必要な理論と現状を正しく理解させたうえで、選択したテーマについて、実際のデータを使って今後の予測も含めた分析を行うことができるようにします。そのためには、①様々な先行研究の文献を読みこなせること、②自身の研究テーマが設定できること、③研究テーマに応じてデータを収集できること、④そのデータの含意を正しく理解できるようにします。 
授業計画
以下の研究テーマに関して講義と討議を行います。
1.国際収支と資本移動
2.為替レート決定の諸理論
3.開放経済の相互依存関係
4.主要国の金融政策
5.国際通貨体制 
研究倫理(論文著者の責任等を含む総合的な研究倫理教育、利益相反の考え方や守秘義務など)についても併せて指導します。 
関連科目
国際金融論特論、国際経済学特論、国際貿易論特論、マクロ経済学、ミクロ経済学、理論経済学特論 
準備学習等の指示
毎回講義の前に指定された教科書の箇所や関連文献を精読し、疑問点を洗い出しておいて下さい。また、関連トピックスに関する最新の情報を入手するよう心掛けて下さい。 
教科書
深尾光洋「国際金融論講義」(日本経済新聞社) 
参考文献
必要に応じて適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の研究態度、レポートを総合して評価します。 
実務経験と授業との関連
金融業界で融資、証券、外国為替、経営企画(金融当局との折衝)、経済調査(特に国際通貨制度の調査)などの業務を担当した経験があり、また、国際金融市場であるニューヨーク、ロンドン、香港で計13年間の勤務経験があります。授業では、こうした経験を活かし、実務家としての知識に裏打ちされた国際金融理論をもとに、国際金融の諸問題の分析や今後の動向予測など、受講者の研究課題に応じて指導・助言を行います。
備考