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 教員名 : 山本 雅昭 
						
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					 科目名 
							テクノロジーと社会・経済 
							授業コード 
							13008 
							担当者名 
							山本 雅昭 
							単位数 
							2単位 
							配当年次 
							1年 
							開講学期 
							2022年度前期 
							教職免許種類 
							授業内容 
							19世紀末に発見された半導体(導電体と絶縁体の中間特性を有する鉱物)は、20世紀後半から、その構造解析と応用が飛躍的に進み、社会と経済に技術革命をもたらしています。 LEDライト、薄型テレビ、電気自動車、スマートフォン、デジタルカメラ等々の身近に溢れる製品は、全て半導体技術を応用したものです。 ところが、これらが半導体の応用技術であることは、意外に知られていません。 しかも、この原材料の石(半導体鉱石)は道端や山などにもあり、特に珍しいものでもありません。 
							「複雑で難解なモノ」として誤認されてしまいがちな「半導体」が、実はその大半が身近に存在する石(このため、半導体は単に「イシ」とも俗称されます)であることを知り、世界規模でこのイシの研究を競っています。 そして、この半導体の化学の上に、現代の社会と経済が成り立っています。 本講義では、一般常識レベルでこの半導体を知り、社会と経済をどのように変えようとしているのかについて学びます。 この理解が、これからの社会や経済の変化を捉える力の礎になります。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							現代における「テクノロジー競争」の正体が、実は半導体の「発見と応用」であることを概要的に理解することが重要です。 現代の生活、社会、経済のいずれの観点においても、これらのテクノロジーの進歩が社会と経済の変革の原動力になっていること理解し、これらを説明できるようになることが目標です。 
							【身につく力】 「知識・理解」「斬新な発想をする力」 授業計画 
							第1回  科目ガイダンス 
							第2回 現代社会とテクノロジー: 電気の発見と探求 第3回 20世紀の技術革新(1): 鉱石からの特殊導電性鉱物(半導体)の発見 第4回 20世紀の技術革新(2): 半導体(シリコンとゲルマニウム) 第5回 20世紀の技術革新(3): 化合物半導体(光学、マイクロ波、蓄電用途等) 第6回 20世紀の技術革新(4): コンピュータ、液晶、CCD、電子レンジ、デジタル通信 第7回 21世紀の技術革新(1): 半導体と光エネルギー(電磁波とLED) 第8回 21世紀の技術革新(2): 発電と蓄電 第9回 21世紀の技術革新(3): 半導体と電力(半導体モーター、太陽光発電、燃料電池) 第10回 21世紀の技術革新(4): ハイブリット・PHEV車、電気自動車、水素自動車 第11回 21世紀の技術革新(5): エネルギー半導体と半導体デバイス 第12回 通信技術の登場と進化(1): 電磁波を操る術 第13回 通信技術の登場と進化(2): 現代通信技術への過程 第14回 半導体と情報技術: 半導体デバイスの進化と今後 第15回 まとめ 関連科目 
							情報とネットワーク社会 
							準備学習等の指示 
							「半導体」は最先端テクノロジーを生み出すための鍵になっています。ネット上にもこの情報が溢れています。「電球とLEDライトの違いは何だろう」のような程度で構いませんので、事前にネットで調べてみてください。事前学習をしておけば、授業内容の理解度は格段に上がりますし、授業を楽しめるようになるはずです。シラバスの授業計画に合わせて、40分から60分程度の準備学習をしましょう。 
							教科書 
							教科書は特に指定しません。 各回の講義でレジュメ、資料等のプリントを配布します。 
							参考文献 
							なし 
							定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							・平常の出席状況、小テスト、受講態度:30% 
							・定期試験:70% 実務経験と授業との関連 
							備考 
							・ 第一回講義時に講義進行や評価等の注意点を説明します。必ず出席してください。 
							・ 広島経済大学学内定期試験細則に従い「出席回数が総授業回数の 3 分の 2 に満たない場合には、定期試験の受験を認めない場合があります。それを念頭に受講して下さい。  |