シラバス情報

科目名
プロスポーツ論
授業コード
26015
担当者名
松永 隆
副題
野球とサッカーのビジネスモデルの比較からわかるもの
科目ナンバリング
単位数
2単位
配当年次
3年
開講学期
2022年度後期
教職免許種類

授業内容
日本における2大メジャープロスポーツの野球とサッカーのビジネスモデルの比較を通して、プロスポーツビジネスにおける今日的な課題の本質を読み解くことをこの授業のテーマとしたいと思います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
学生自らが考えることを促し、ビジネスを志す者に最も求められる以下の能力を養うサポートをしていきたいと思います。課題解決のための情報収集力、情報分析力、それを元にどう行動に移すかを考える思考力、その考えを効果的に表現して協力者を増やすコミュニケーション能力です。

【身につく力】知識・理解、コミュニケーション能力、論理的思考・分析力 
授業計画
第1回 世界で活躍する日本の選手と日本のスポーツ大国化
第2回 競技ごとのプロスポーツ振興と発展モデル
第3回 プロスポーツと財務戦略
第4回 野球選手とサッカー選手どちらが儲かるか?
第5回 歴史による世界戦略の違い
第6回 チーム間の戦力均衡と人気の関連性
第7回 移籍ビジネスについて
第8回 放映権ビジネス今昔Ⅰ
第9回 放映権ビジネス今昔Ⅱ
第10回 サッカーの国際機関の成功Ⅰ
第11回 サッカーの国際統括機関の成功Ⅱ
第12回 スタジアムビジネスの展開Ⅰ
第13回 スタジアムビジネスの展開Ⅱ
第14回 アジアでの展開
第15回 総括
 
関連科目
スポーツビジネス視察Ⅰ(国内) スポーツビジネス視察Ⅱ(欧州)
準備学習等の指示
①参考文献(下記参照) ”サッカーで燃える国、野球で儲ける国” を事前に読んでください。
② 「自ら調べ、自ら考える」 を常に心がけてください。

全体に毎週復習を30分実施して、自分なりの課題の整理と論理の構築にトライしてください。
教科書
特に指定はしません。適宜プリントなどを配布します。
参考文献
●サッカーで燃える国 野球で儲ける国 スポーツ文化の経済史
ステファン・マンスキ—、アンドリュー・ジンバリスト著 ダイヤモンド社
●Jリーグマネジメントカップ2019 (デロイトトーマツグループ スポーツビジネスグループ編)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験を60%、出席状況,受講態度,レポートの内容を40%として総合的に評価します。 
実務経験と授業との関連
住友商事㈱に20年勤務。主に農業関係の事業に従事。その間に中国に1年、米国に3年、カナダに5年駐在。30代は米国、カナダにおいては事業投資案件の最前線での関連会社の経営を経験。帰国後に日本サッカー協会に国際部長として転職。以後国際部にて16年間勤務。アジア、欧州を中心に40か国以上に出張。アジア各国に日本人指導者派遣事業を展開。タフな国際ビジネスを多数経験したこともあり、国際交渉には強みを発揮した。また同時に各国に普段着で話せる人脈を築いた。このような経験を踏まえ、アスリートファーストを基本姿勢としながらも如何にプロスポーツを健全に発展させ、その果実を社会に還元していくかという視点での授業を進めていきたい。

備考
私語と飲食,および睡眠は禁止します。 このような行為があり、忠告に従わない場合は退出を要請します。