シラバス情報

科目名
AIリテラシー入門
授業コード
13011
担当者名
石野 亜耶、青谷 章弘、丹羽 啓一
副題
データやAIと適切に付き合う姿勢を育てよう
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
情報通信技術や人工知能(AI)の発展によって、映画や小説で描かれていた未来の姿が現実のものとなりつつあります。自動車の自動運転や対話AIがその一例になります。自動運転AIでは、車載カメラから周囲の画像を収集し、周辺状況を分析して、その直後の自動車の動作を決めています。また、対話AIは、人間の会話データから会話のパターンを分析して、返答を自動生成しています。このように、本講義では、データとAIの利活用という観点から、データの収集、分析、利用の一連の流れをできるだけ簡潔に説明します。
課題の解説は次週の授業の冒頭に行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義の目標は、次の三つのことが理解できるようになることです。
・社会においてデータがどのように生み出され、統計的手法やAIを用いて利活用されているのかということ
・データが表していることを適切に読み取り、それを効果的に説明する手段があるということ
・データを実際に扱い、守る上で特に注意しなければならないこと
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「情報リテラシー」
授業計画
第1回 変化の激しい現代社会においてなぜAIが必要とされるのか
第2回 社会で活用されるデータの種類
第3回 AIではデータがどのように処理されているのか
第4回 データや人工知能の活用
第5回 データや人工知能を扱う注意点ならびにセキュリティ
第6回 データの活用①:データを収集し、可視化し、数値化する
第7回 データの活用②:収集したデータを用いて予測する
第8回 データの活用③:あるできごとがおこる“まれさ”を数値化する
第9回 データの活用④:AIの背景にある理論を知る
第10回 データの活用⑤:確率と乱数を利用してシミュレーションする
第11回 AIの活用①:自ら学ぶAIの仕組み
第12回 AIの活用②:人間に勝利するAI
第13回 AIの活用③:人間の言葉を理解するAI
第14回 AIの活用④:人間を楽しませるAI
第15回 AIの活用⑤:AIで未来はどこまで予測できるのか
関連科目
なし
準備学習等の指示
教科書の指定されたページに目を通し、講義内容について予習しておいて下さい。
受講後は、講義資料に目を通しながら復習することによって講義で学んだ内容に関する理解度を高めて下さい。約60分程度は予習と復習に時間をかけましょう。
教科書
岡嶋裕史、吉田雅裕、はじめてのAIリテラシー、技術評論社 (2021年)、1848円
参考文献
北川源四郎、竹村彰通 (編)、教養としてのデータサイエンス、講談社 (2021年)
上藤一郎、データサイエンス、技術評論社 (2021年)
江間有紗、AIと社会、技術評論社 (2021年)
吉岡剛志、森倉悠介、小林領、照屋健作、AIデータサイエンスリテラシー入門、技術評論社 (2022年)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験の結果と課題やレポートの点数ならびに授業への参加度合いによって総合的に成績評価します。
定期試験の評価:70%
授業への参加度と課題やレポートの評価:30%
実務経験と授業との関連
なし
備考
この授業では、数理・データサイエンス・AI リテラシーレベルの内容について学びます。