シラバス情報

科目名
情報入門演習A a
授業コード
24007
担当者名
坂本 小百合
副題
PCのイロハを学ぶ(ワードの初級を学ぶ)
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
Wordの基礎〜中級です。Microsoft Office Specialist Word 2019 一般レベル(MOS Word 2019 一般レベル)の出題範囲について、パソコンを使った実習を行います。毎回、学習した機能を復習する課題(練習問題)の提出があります。提出内容は採点を行い評価の対象とします。練習問題の解説は次の講義で行います。スキルの定着を確認するスキルチェックテストを実施し、評価の対象とします。実施方法は、制限時間内にテキストを見ないで編集操作を行い、編集後のファイルを提出する実技試験です。その後、模擬試験問題の演習や解説を行います。
この講義は、MOS Word 2019 一般レベルの資格対策(学習)となります。希望者は各自で試験申込みを行い、学内で実施される試験を受験することができます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Wordの基本機能(編集記号・スタイルの利用・印刷設定・表やリストの作成と編集・グラフィック要素の利用など)を学び、必要な機能を利用して文書を効率よく編集できるスキルを習得できます。さらにMOS Word 2019 一般レベル受験に必要な中級機能(コメントや変更履歴の管理・参考資料の作成機能など)を学び、Wordを活用する能力が身につきます。
【身につく力】「情報リテラシー」「知識・理解」
※ITを活用する能力が身につきます。
授業計画
この講義では毎回パソコンを使って操作実習を行います。Office365が動作する必携パソコンとマウスを準備してください。

第1回 ガイダンス、授業資料のダウンロードと課題提出操作の確認、文書作成の基本、ファイルの保存、印刷の設定
第2回 文書編集の基本機能(ページレイアウト設定、フォント書式・段落書式の設定、コピーや移動) 提出課題
第3回 詳細な書式の設定、文字列や段落のグループ化 提出課題
第4回 組み込みスタイルの利用、文書のヘッダーやフッター領域を編集する 提出課題
第5回 タブ設定を利用した文書の編集、ページの背景要素を設定する 提出課題
第6回 文書内を効率よく移動する、文書に図や図形を挿入する、図や図形に文字列の折り返しを設定する 提出課題
第7回 第2回〜第6回の講義で学習した機能の総合演習(スキルチェック操作テスト1)
第8回 スキルチェック問題解説、文字列の検索と置換、表の作成と編集機能(前半) 提出課題
第9回 表の作成と編集機能(後半)、グラフィック要素の書式設定(前半) 提出課題
第10回 グラフィック要素の書式設定(後半)、参考資料の作成と管理(前半) 提出課題
第11回 参考資料の作成と管理(後半)、リストの作成と変更 提出課題
第12回 文書の共同作業の管理 提出課題
第13回 MOS Word 2019 一般レベル出題範囲の総合演習(スキルチェック操作テスト2)
第14回 模擬試験プログラムを利用した操作練習について、MOS Word 2019 一般レベル 模擬試験問題の解説と演習
第15回 MOS Word 2019 一般レベル 模擬問題の演習
※以上の通り計画していますが、学習状況により一部内容を入れ替えたり、省略する場合もあります。 
関連科目
パソコンの基本操作(文字入力、ファイル管理の操作)については「情報入門演習S」を履修している前提で講義を行います。
本講義履修後に、MOS Word 2019 上級レベルの対策を行う「情報活用演習A」、およびMOS Excel 2019 一般レベルの対策を行う「情報入門演習B」を履修することを推奨します。
準備学習等の指示
文字入力が不安な学生は各自タイピング練習を行ってください。講義後は復習問題(提出課題)に取り組み理解度を確認しましょう。
やむを得ず講義を欠席した場合は、授業資料をダウンロードし自己学習を行ってください。自己学習したファイルは、復習問題と一緒にHUE Naviの提出課題で期限内に提出してください。
【授業準備の目安】
⇒予習15分程度(講義内容の確認)
⇒復習30〜60分程度(指示された復習問題を操作)
教科書
この講義は、補助資料と以下のテキストのLessonおよび模擬試験問題を用いて実施します。毎回使用しますので必ず準備して講義を受けてください。
補助資料は、各講義回までにHUE Naviの授業資料に添付しておきます。
テキストは2回目の講義日までには準備してください。

「MOS Word 365 & 2019 対策テキスト& 問題集」(FPT1913),FOM出版,2,310円(税込)
参考文献
「情報リテラシー 入門編」,FOM出版…情報入門演習Sで使用するテキストです。
⇒「文書作成編」のページで、Wordの基本操作をテキストに沿って自己学習することができます。

「よくわかる Microsoft Word 2019 基礎 」,FOM出版,(型番FPT1815)/「よくわかる Microsoft Word 2021 基礎」,FOM出版,(型番FPT2206)
「よくわかる Microsoft Word 2019 応用 」,FOM出版,(型番FPT1816)/「よくわかる Microsoft Word 2021 応用」,FOM出版,(型番FPT2207)
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・授業への参加度と取り組み評価(期限内提出の復習問題の操作内容を採点して評価)…30%
・スキルチェック操作テスト1…30%
・スキルチェック操作テスト1…40%
以上の提出物の内容を100点満点で評価し、MOS Word 2019 一般レベルへの取組みと合わせて総合的に評価を行います。

スキルチェック操作テストは対面で実施した場合に上記割合で評価します。取組み評価の対象となる提出物は原則期限内に提出された課題のみとします。
講義時間に操作したファイルを毎回出席確認のために回収しますが、病欠や公認欠席等で対面でのスキルチェック操作テストが実施できなかった場合は最終出席回までに受け取っているファイルの操作内容を採点し総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
メーカーのインストラクターとしてパソコン教室の運営やテキスト作成、企業研修や市民講座でのOA教育を担当し、資格試験の試験官としてインストラクターのスキル評価なども行っていました。様々なスキルのユーザーを指導した経験を活かし、履修した学生さんが効率よく操作できるスキル、業務に活用できる理解力・応用力を身につけ資格取得を目指せるように指導や助言、解説を行います。
備考
パソコンに苦手意識がある学生、不安がある学生は『遅刻しない・質問する・復習する』ことを心がけ、積極的に操作してください。
提出課題は必ず自分で操作し、期限内に提出しましょう。積み重ねがスキルアップにつながります。対策Lessonはテキストで操作手順を確認できます。テキストで操作確認できない問題については次の講義で解説を行います。間違えた問題はテストまでに復習するようにしてください。